WRはすでにビンテージバイク??

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WRネタ続きます。

先日、バイク盗難があったというニュースを見て。本当にオーナー様は気の毒としか言い様がないのですが、そのときにもう一つ反応したことが。盗難に遭ったバイクはWR250Xだそうなんですが、ニュースではそれを「ビンテージバイク」と表現してました。え?? WRはもうビンテージなのか??

「ビンテージという単語の厳密な定義はだねぇ、、、」とかうんちくをたれるつもりは全く無く、確かに今思い返せば、私が10代のころ、世の中「レーサーレプリカ」全盛のときに、うちの兄はCBX400Fを中古で購入しまして、「このビンテージ感がいい!」とか言っていたわけで。当時(1980年代後半)はCBXが出てから10年も経ってないころです。そんなものでも「ビンテージ」と呼ばれていたCBX。それに比べればWRが発売されたのは2008年なわけで、すでにだいたい15年前。そして今は発売完了してしまったので、データ上は立派な「ビンテージ」。そりゃ~ウインカーももげるよなとww

WR250R/Xの中古市場もかなり盛り上がっていて、ちょっと程度のいいものなら100万円超もざら。戸惑いすら覚えるこの過熱ぶりはどうなんだと。(コロナ禍で自家用車/バイクへ回帰、半導体不足による入荷ショート等で高騰しているという背景がありますが)、当の本人、乗ってるオーナーからすると「確かにいいバイクだけど、オフロードだよ、これって。もっといろんな目的に使えるバイクだったらロードのほうがいいんじゃない??」とか思ってしまいます。

ヤマハで言えばSR400がとてつもない値上がりをしてて、こちらも下手すりゃ200万円に届く勢い。SRはいいバイクですよ。確かに。超ロングセラーだし、あの大きさがちょうどいいという声もよく聴きます。でも200万円出すかって話。もうこれはバイク好きが乗るバイクというより完全に「資産価値」としてですよね~ なんだか複雑。

NSR250Rなんてちょっと前まで60万円くらいで売ってて、それでも高いな~なんて思ってましたが、いまやすでに200万円越え。誰向けに売ってるんだいったい??

車市場ではEV化が避けられず、バイクもおそらく同じ道をたどるでしょう。そうなるとさらに希少となるエンジンカー。これに価値が付くのか、もしくは「過去のもの」として価値が下がるのか。うーんよく分かりませんね。

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