ワイヤリング 0.57mmか0.80mm

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サーキット走行を初めると「ワイヤリング」というのはよく耳にするようになるのではないでしょうか。

改めての説明はいらないかもしれませんが、ようは「ネジのゆるみ防ぎ」のために、ボルトやナットに穴を開けて(または穴の開いたボルトやナットを購入して)、ワイヤを通して回らないようにするもの。

緩むと致命的な箇所(オイル系、ブレーキ系、駆動系)にすることが多いです。

最近ではカメラをつける方も多いので、万が一のカメラの脱落防止にも使うことも多いと思います。

アマゾン、Webike、モノタロウ、だいたいどこでも買えます。いろんなのが売ってますが、よく見るのがこちら。DIZZY CLUB(キタコが取り扱ってます)という容器に丸まって入っているもの。私はこの蓋に穴を開けて、にゅるにゅる出して使ってます。

で、だいたいどこで買っても最初に案内されるのは0.57mmというもの。これがちょっと細い。雑に扱うと切れるときもあるし、また例えばTTの特別規則書には「ワイヤーは0.6mm以上のものを使用すること」とあって、あと0.03mm足りない。わざわざ太字で書いてあります。DIZZY CLUBだと0.40mmとかいう設定もあり、そっちは細すぎるから使わないでねという意味かもしれませんが、0.57mmだと厳密には満たしていません。

これとは別に、いつもお邪魔しているBritish Beatのメカニックの方からは「もっと太いの使った方がいいよ。走ってるうちに切れちゃうから」とのアドバイス。この時はリアスプロケナットに穴を開けてもらった時に言われたので(要するに常に回っている部品のワイヤリングなので)、特にそういうアドバイスをくれたのかもしれませんが、確かに過去にも全く別のバイクショップからも「このワイヤ細いですね」と指摘を受けたこともあり。

というわけで今回0.80mmというのを購入しました。通常アマゾン等だと0.57mmが最初にレコメンされると思います。0.57mmを使い切ってからとも一瞬思いましたが、これいつ使い終わるの???ってくらい大量に入っているので、買い増しです。

わずか0.2mmほど太くなっただけですが、結構太い。ワイヤを並べてみるとこんな感じです。だいぶ違います。この写真だと特に先端部は光の関係もあってだいぶ差があるように見えます。

確かにこれで巻くと明らかに安心感が違う! がっちり守ってくれてる感はあります。

一方、、、、やっぱ太いので、硬いんです。だから穴に入りにくいというか(なんだかだんだん変な話題になっていきそうですが)、ナットの穴に入れてから曲がってくれないから通しにくいというか。なので込み入ったところ、キャリパーのナットとか、割りピンの先っぽとか(割りピンを抜けなくするためのワイヤリング)とかはちょっと無理。また実際に0.80mmでやってみると分かりますが、ねじる力もだいぶ違います。

その代わりがっちり守られますし、今でもときどきやっちゃうのですが、0.57mmでねじねじをしすぎて巻き切れちゃうときがあり、でも0.80mmだとまずないです。

それほど高いものでもないので、もしこれから買うのならば両方揃えることをオススメします。

しかし、このDIZZY CLUBでは0.40mmと0.80mmという設定があって、その中間の設定が0.60mmじゃなくてなぜ0.57mm??

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