リアブレーキパッド交換 ~パッドピンは叩いて抜く!~

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先日苦労した話。ご存じの方だったら当たり前なんでしょうが、どなたかの役に立てばと思って。

去年RACETEC RRにタイヤ交換しましたが、少しでも工賃を節約しようと最近はホイールの状態で持ち込んで組み替えてもらっています。こうすると交換自体がものすごく早く終わるので、お店が混んでてもちょっとした隙間時間で対応してくれたりします。そして工賃も安い。

で、そのときについでにリアブレーキパッドを交換しました。最初に付いていたものを5年近く使い続け、もうさすがに変えないとと思って。

これもご存じの方には当たり前ですが、リアブレーキキャリパーってフロントキャリパーと違って、チェーン調整で前後させるので、キャリパーが動くんですよね。何言ってるかよく分からないかもしれませんが、スイングアームにキャリパーががちっと止まってるわけでは無くて、ホイールの前後(チェーン調整のために前後するようになってますが)に合わせて動くようになってます。ホイールにくっ付いていると言った方が正しいかも(正確にはアクスルにくっ付いている)。タイヤを外せばキャリパーも外れるというしかけ。なのでタイヤ交換の時にキャリパーの清掃とかパッド交換をするのがやりやすいです。

ストトリのキャリパーは普通のよくあるタイプなのでそれほど心配もしてなかったんですが、さてパッドピンのクリップを抜いて、パッドピンをはずそうかな~と思ったところ、あれ?どうやってピン外すんだ?? これまでよく見てきたのはパッドピン自体にネジが切ってあって、六角レンチで緩めるというものなんですが、ストトリのはそんなしかけになっていないようです。ん?なんだこれ?

ピンを指で軽く左右に動かしてみると動きはするんですが、そんな力で抜けるわけも無く、どうすっかなーとネットを調べてみると、イギリスのトライアンフフォーラムに「叩いて抜け」というやりとりが。叩く? まじか。

叩くと言っても割と細いものしか入らなさそうなので、六角レンチの細めのを入れて、プラハンマーでカツカツ叩くと確かに少しずつ動きます。で、さらに叩き続けると、おー抜けた~ なるほどこういう仕掛けになってるのか。

古いパッドもだいぶ頑張ってくれました。

新しいパッドはベスラです(VD-953JL)。初ベスラ。リアパッドなのでフロントパッドほど吟味して慎重に選んではないですが、ベスラってやっぱよく聞くし、パッケージの「信頼」という文字を信じて(?)今回買ってみました。フロントはやっぱメーカーによってフィーリングがだいぶ違いますよね。

晴れて、新しいパッドと入れ替えて、今後は逆にパッドピンを反対から叩き入れ、クリップで留めて、さらにそのクリップをワイヤリングで抜け防止(レースの車検でこれやってくれと言われるんです)。

んで、やったことある方ならもうよくお分かりだと思いますが、ここからはリアタイヤを持ち上げながらディスクローターをブレーキパッドにはめ込みながら、アクスルシャフトを通すという作業。結構な力作業なんですよね~ リアタイヤって重くて重くて。いい感じに持ち上げて、かつパッドとキャリパーが適切に入るように調整しながらって結構体力消費するんです。特に今回は新品パッドだからブレーキローター入れる隙間が狭くてイライラ。なかなか入らなくて、息抜きがてらお昼ご飯食べて再度挑戦し、ようやく完成☆

当たりが出てないので全然効かないですが(ヤスリで表面削っておけばよかった)、最初しばらくは慎重に乗らないと。

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