ドゥカティモンスター+に試乗してきた
ドゥカティSS1000DSを手放してから9年近く経ちまして、なんかたまーに「ドカってやっぱいいな~」「あの低速からガツンガツン前に押し出される感じがたまらん」とか思うんです。
最近のドカってなにがあるの??と調べてみました。10年くらい前だと1098とか1198から、パニガーレに移ろうというときで、そのパニガーレももう何世代も出てる状況。
SSは超かっこよくなって、スーパースポーツツアラーの様相。
んで、モンスターは伝統のトレリスフレームとは別れを告げ、一体型?と言えばいいのか? エンジンと直結されたフレームとなりました。なので横から見た感じはこれまでとは大分違いますが、でも全体の醸し出す雰囲気はまさにモンスターそのもの。不思議。
↓DUCATI公式サイトより
そのほかはSCRAMBLER、これはなんと空冷Lツインといういまどき珍しい仕様、でもSS1000DSと同じ仕様。しかし見た感じがうーん、これじゃない。
うーん、やっぱモンスターか?? 調べてみたらモンスターにはSPというグレードがあって、前後オーリンズの調整付き(後で分かりましたが、ただしリアの車高調整機能まではない)。なかなかいい。値段もいいけど。
いっちょ試乗でも行ってみようかなー。と思い立って、行ってきました。
ドカのディーラーさんももう全然ご無沙汰なので、ディーラーの様子を見てみたいというのも兼ねて、2件行ってきました。
試乗できたのはどちらもモンスター+というグレード。日本ではモンスター+とSPを販売していて、無印モンスターはないとのこと。かつモンスター+は日本仕様としてかなり車高を落としています。SPは車高はグローバルと同じですが、シートがなぜか薄くて2cmほど?車高(というか座面)が低くなっています。
乗った感じは、「やっぱいいなー~ ドカって」と十分浸してくれる気持ちにしてくれます。低速からガツンガツンくるトルク感、まさにこれだよな、ドカって。というのをそのままやってくれます。
公道ではなかなかアクセル全開には出来ないけど、あの全開にしたときのがばっという音もトルク感もやっぱすごい。大型バイクもいろいろあるけど、こんなに低回転からパワーを出してくれる2気筒ってほんとやみつきになります。
走行モードはやっぱスポーツがいい。スポーツは素のレスポンスで反応してくれます。アーバンだとマイルドになるんですが、感じで言うと出力が落ちるというより、レスポンスが悪くなる(遅くなる)というイメージ。なのでちょっとくらいがばっとアクセルを開けても少し間を置いてから付いてくる感じなので、ギクシャクしないとも言えますが、開けたらすぐエンジン反応してほしい!という方には逆に「反応悪くね?」となると思います。
一点気になったのが、うち1件の試乗車はリアがやたらふわふわしてたなあ。公道だからそんなスピード出てないんですが、切り返しとか交差点で曲がった後の立ち上がりとかでリアがなかなか落ち着かない感じ。もう1件の試乗車ではそれは無かったので個体差、セッティングかもしれませんが、このへんはSPだとまたがらっと変わるはず。
うーん、確かによい、ドゥカティ。ほしくなる。しかし高い。あとこれを買って何をするのか?? ツーリング?だったらもっとマイルドなバイクのほうがいいし、サーキット?? そんな50歳をすぎてからガンガンサーキットに走りに行くのか??と自問。CBR250RRもあるし。
でもこのエンジンと車体、そして造形美、「またドゥカティに戻っておいで~」と手招きされてるようで、やっぱイタ車って魅力☆