自転車レースでは漕いだまま傷の手当
最近はもっぱら衛星放送(スカパー)を見てます。民放のワイプががんがん入るのを見ると萎える。衛星放送はそんなのほぼ入らないので、コンテンツに集中できるんですよね。
一方で有料放送の割に広告もがんがん入るのがイマイチ。かつその広告がたいてい「老眼鏡」「サプリメント」「膝・腰に」みたいな、基本的に60歳以上を相手にしてる広告ばかりで、それはそれでつまらないんだけど。
さて本題へ戻し、そんな衛星放送で現在よく流れてるのがツール・ド・フランス、で、これよく見てます(しっかりとみているというよりは、かけ流しているイメージ)。
私もへっぽこだけど自転車乗る身としては、自転車レースもやっぱ多少なりとも興味があってみてるわけですが、自転車レーサーって布一枚のぺらっぺらな服で、プロテクターもなく、あんな細いタイヤで最高時速80キロとかで走ってしまうわけです。見てるこっちが怖え~~ってなる。
で、そうなるとやっぱ事故というのもあって、コーナーでのスリップダウンや、他車との接触による転倒などなど。んで、ほぼ生身の体で転倒してしまうので、当然ですが出血するわけです。
で、ここからがすげーなーと思った点。骨折とかしたらさすがにリタイヤになるわけですが、軽いスリップダウンだったらそのまま起きて走りなおせるわけです。つまり、手足とか、時には顔から流血したまま走行再開するわけ。そんなシーンをバイクで並走しているカメラが撮るから、なんか見ててつらいんですよねぇ。。
いつまでこのまま走るんだろう? あと何キロ残ってるの??なんて思ってると、オープンカーが近づいてなにやら取り出してます。そう、このオープンカーが実は救護車で、自転車に並走して傷の手当をし始めました。ガーゼとテープを取り出し、流血箇所に貼り付けます。かなり突貫ではあるけど、それでもないより全然まし。額から流血した血が目に入るような状態だった選手も、この緊急救護でまずは視界が見づらいこともさけられ、お茶の間のみなさんも痛々しい映像を見ずに済みます。
バイクだったら絶対あり得ない光景(笑) まーそもそも全身をツナギやブーツ等でおおわれているバイクライダーはそもそも擦り傷切り傷での流血はないので、こんなことも起こらないですが、プロテクターの少ない(ほぼない)自転車レースでは割と当たり前のようで、選手も救護車も、そしてアナウンサーも「よくあること」のように対応していました。
ところで自転車ってほんと危ないですよね。ツール・ド・フランスではありませんが、先週ほかのレースでヨーロッパでも死亡事故が起きたとか、さらにその前にもあったとか。元自民党総裁の谷垣さんも自転車で転倒して今も車いす生活を送られていますし。自転車レースにももしかしたら胸部とバックプロテクター付けたほうがいいんじゃないの?(特にレースでは)とか個人的には思ってしまいます。
↓先日子供と自転車で調布飛行場まで行った時(本文とはほぼ関係なし)。