ダンロップD604レビュー

WR250Rを買ってからもう10年以上経ちますが、最初の数年はコースに入って見よう見まねで走っては転んでというのを繰り返してましたが、子供も産まれて歳も10歳以上老けて、となるともっぱらコースにはいってどうのこうのという機会より、街乗り、ツーリングで使うことがほとんど。そういう変化もあってタイヤ替えました。

これまではミシュランAC10を履いてたんですが、ダンロップのD604という思いっきり真逆のタイヤに替えました。ちなみにWRでのこれまでのタイヤ遍歴は、純正(ブリヂストン TW301/302)→ピレリ MT21 Rallycross→ミシュラン AC10→そしてダンロップD604という、だんだんオフ度を高めていき、ここに来て一気にオンへ来たという流れ。

ミシュランAC10は「公道も走れるエンデューロタイヤ」という位置づけなので、公道を走ると滑るし止まらない!シフトダウンするとリアが一瞬ロックするし、雨のアスファルトはすべりまくり(特にフロント)、それくらいオンロードはおまけ。一方コースに入るとかなり食いつきます。私みたいなオフ初心者でもその違いは取って分かるくらい。明らかに粘る、滑らない。

しかし最近そういうチャレンジもしなくなってしまい、むしろ「転ぶとバイク起こすのしんどい」とか、もうオフロードベテランからするとけしからんという心意気。ということで全く逆の「オフバイクでも快適にオンロードを楽しみたい」という位置づけのダンロップD604に変更。

このタイヤはもうずっと前に発売されたロングセラーモデルのようで、PAで休憩しているととおりすがりの林道ベテランぽい年配方から「林道行ってきたの? このタイヤってダンロップのあれか」とか話かけられるので、おそらく発売から15~20年くらい経ってる??

で、先日これを履いて山梨のクリスタルラインを通り、瑞牆山荘(みずがき山荘)でランチして帰って来ました。

このサイトで確認するとクリスタルラインてこんな長いんだなー 今回はこのごく一部をツーリング。韮崎ICで降りてみずがき山荘経由でぐるっと回って、須玉ICから帰りました。

クリスタルラインはいたって走りやすい林道です。今回走ったところでは大部分が舗装道で一部林道という道路。わだちも所々ありますが基本はフラットダート。オンロードバイクだとさすがに厳しいでしょうが、ブロックタイヤでなくても行ける範囲かなと。参考までにこんな感じの路面です。

D604で初めての林道だったのでほんとにこのタイヤで行けるのか??と行く前かなり心配でしたが、とりあえず空気圧を前後1.2kg/cm2(120kPa)くらいまで下げてツーリング開始。「空気圧1.2」というのは実はあまり根拠なくて、、、(スミマセン)、、、以前バイク屋のオヤジに「公道だと1よりは落とさない方がいい」と言っていたのを思い出し、じゃ1.2くらいかな??というこんな適当な決め方です。1より落とすとリム打ちとか空回りしやすくなるんでしょうね。

ちなみにWR250Rの取扱説明書によれば推奨空気圧は1名乗車時でフロント1.25, リア1.75kg/cm2。

本来は電動空気入れがあればいいんですが、まだ持って無くて。最近だとアマゾンで5,000円くらいで売ってるのでこの際買ってもいいかも。これがあれば高速は少し高めで走り、林道で落として、帰るときに空気また入れて帰るってのが出来ます。

で、実際の走りですが、かなりいいですね!! クリスタルラインのような砂利メイン、整備された林道ってかんじだと特段気を遣う必要もなく普通に走れます。D604はオンロードに振ってますが、それなりにブロック同士が離れてて溝が深いのもあるんでしょうね。フロントもずるずる滑ることなく、リアもアクセル開けてもかなり粘ってくれます。このへんは空気圧でもっと変わりそう。

これが土メインだとおそらく全然ダメダメだと思います。土だとタイヤ溝に入ってしまうのでほとんど食いつかないのかなと。しかし最近の整備された林道だと土のみというのもあんまりないのかなーと(林道の知識ほぼゼロなので、まだまだあるのかもしれませんが)。

林道でもいろんなタイプがあると思うんですが、こういう砂利メイン、フラット+一部わだちという程度だったら、D604でもういいかなーなんて思いました。走り方にももちろんかかわってくると思いますが、私はそんなにガシガシ林道を攻めるとかいうことはしない(というか出来ない、単純に谷に落ちそうで怖いw)ので、そういう方にはもってこいのタイヤだと思いました☆

この手のタイヤで他に有名なのはIRCのGP-210。私もどっちにしようか迷ったんですが、パターンのイメージだけでD604にしました。次機会があればGP-210に替えてみようかなと。D604との違いわかるんかいな。

GP-110というのもありますね。これもよさそう。

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