セーフティカー導入時の作戦って難しい

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先日サポート行ってきたもて耐、7時間という長丁場の残り30分を切ったところでセーフティカーが導入されました。フルコースコーションとかセーフティカー導入とか言ったりしますが、その名の通り、安全を確保するために入るセーフティカー、今回は転倒車両がコース上に残ってしまったので、車両撤去と安全確認をする間、セーフティカーを先頭にペースを落として走るというもの。


さて、参加者側からするとこれが入るといろいろ段取りが変わってしまいます。大きい影響としては、ペースが落ちる(1周4分以上)というのと、方々散らばっていたバイクがぎゅっと固まって隊列を組むのでタイム差がぐっと縮まるという2つ。

  • ペースが落ちる→燃費が上がるので交代タイミングが分からない
  • ペースが落ちる→ラップタイムも落ちる
  • タイム差が縮まる→ラッキーな場合とアンラッキーな場合がある

で、取れる対策としては、そのまま走るか、ピットインするかしかないんですが、タイミングがルーティンのライダー交代と重なった場合はピットインすることが多いですが、それ以外だともう隊列のなすがまま動くしかないんですかね。(このへんよく分かってない)。

ペナルティのピットストップを課されたチームであれば、このタイミングで入るのがいいんでしょうね。ただしコースインする信号が「赤」(コースイン出来ない)の場合もあるので、無駄な足止めを喰らう場合もあります。大抵導入後しばらくは「赤」の事が多いのかな(間違ってたらスミマセン)。なのでピットインする場合はしばらく回ってからのほうがいいのかもです。

DE耐でも何度かセーフティカー導入を経験しましたが、DE耐の場合は参加台数が多いので(150台近く??)、セーフティカーが2台入ります。なので「どっちのグループに入るのか」によって、ラッキー・アンラッキーがぱっかり分かれます。難しい。

あとセーフティカー導入の際の独特なルールに「頭出し」というものがあります。これはセーフティカーの直後に1位の車両が来るようにするもので、1位バイクより前にいるバイクに「セーフティカーを抜いてぐるっと回って、この隊列の最後尾についてください」というもの。セーフティカーを抜くのは禁止なんですが、この行為の時だけは抜いていいというルールです。

今回はかなり終盤でのセーフティカー導入だったので、ルーティンの交代というのはタイミング的になかったと思いますが、結構コース処理に時間がかかっていたようで、逆に「フルコースコーションいつ解除されるの??」「解除されないままもしかして終わり??」とか、ピット内はざわざわしてましたが、結局7時間まで残り数分のところで解除となり、何周かバトルがあって、7時間経過~となりました。

7時間も走ってればなんかいろいろ起こるんですよね、やっぱ。鈴鹿8耐でも残り数分でオイルまき散らして走ったバイクのオイルにカワサキチームが乗ってしまって転倒→赤旗終了とかいうのもありましたよね。他にもかなり過去ですが、優勝間違いないとみられていたヨシムラスズキが最後のルーティンでピットインしたら、もうエンジンがかからなくなってしまって、2位に付けてた桜井ホンダが優勝したとか。もて耐と鈴鹿8耐を比べるのもお門違いかもですが、そんな草レースのもて耐でもいろんなドラマが起こって、なのでまた来年出たくなります。今回サポートしたチームでも当日夜にはすでに「来年」の話が出たり(笑)

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