いきなりセルが回らなくなった!(カチカチ音)

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先日、WR250Rでツーリングのこと。ちょっと先に進んでしまったので途中で止まって後続を待とうとして、エンジンを切りました。んで、後続が追いついてきたのでさて出ようと思ってセルを回すんですが、「カチ・カチ・カチ」という、あのバッテリーが上がったときのような音がして一向にエンジンがかかりません。え~さっきまでエンジンかかってたのに!

確かにバッテリーはもう古くて、ツーリング前夜にバッテリー充電してとりあえずエンジンはかかるくらいの電圧(12.5vだったかな)までという状態なので、そろそろ買わないととは思ってましたが、さっきまで走ってたのにいきなりかからないということなんてあるの??

そういえば、ずっと前の8耐になりますが(確か2003年?)、トップを順調に走っていたヨシムラが最後のライダー交代を行ってコースに戻ろうとしたんですが、一向にエンジンがかからないということがあったなあ。あれは押しがけしてもかからなくって、結局コースに戻ることが出来なかったというのがあったことを書きながら思い出しました。

さて現実に話を戻して、キーを回し直したり、キルスイッチを入れ直したりしても一向にかかる気配なし。他を走っていたライダーさんが近寄ってきて「どうしたの??」「エンジンかからないの??」と声をかけてくださりました。幸いにもこのツーリングはショップ主催だったので、メカニックやらベテランやら勢揃いという状況。簡単に症状を伝えると「カチカチ音する?」という質問がきて、「そうです、バッテリーが弱ってるときのようなの」と返事をすると「あーリレーかもね」と。

私はこれまで経験なかったんですが、このカチカチ音って「バッテリーが弱ってて、セルのリレーカチカチする力はあるけど、セルモーターを回す力がない」という認識だったのですが、どうも周りのベテランが言うには「リレーの経年劣化で接触が悪くなってかからなくなる」ということもあるとのこと。だいたい10年経ったくらいからこの症状が出ることがあるらしく、確かに私のWRはもう14年目。そういう症状が出てもおかしくないんですよ。

発売当初からWR乗ってる方はご存じかもしれませんが、WRの初期のリコールのなかに、燃料ポンプが正常動作しないときがあるというのがあって、私はまさにこれに一度当たってしまってエンジンが全くかからなくなってしまったことがありました。このときは「セルは回るんだけど一向にエンジンがかかならい」という症状。なんでも熱くなりすぎるとポンプが正常動作しなくなるそうで、このときもエンジンを切って、さて出発しようとかけたんですがかからなくなってしまったというもの。

しかしこのときのとは症状が少し違います。このときはキーをオンに回した後の「プシュー」という音(燃料の圧送)が全くしなかったんですが、今回は正常にプシューと聞こえたのでこれでもなさそう。

さて困った!と思いつつも、これだけメカニックがいればなんとかなるだろうと思って何度か始動を試みると数分後にようやくかかるようになりました! 「やっぱリレーぽいですね~」とメカニック。この症状だったら最悪は押せばかかるし、まあ近々リレー変えましょう!というので落ち着きました。

後日ショップに伺ってリレー交換しました。作業は20分ほど、費用も数千円とそれほどでもないので、もし同じような症状を経験したことがある方、かつ購入後10数年経ってるという場合にはリレー交換もオススメです。

あとはバッテリーだな。いまもそうなんですが、次も台湾ユアサの安いのを買おうかなと。今のは約4年前、2017年4月に買ったものだから十分働いてもらえました。台湾ユアサでもこれくらい持ちます。

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