自動車学校が大混雑

最終更新日

コロナ禍で明暗が分かれた業界は多岐にわたりますが、ニュースでよく「自転車がブーム」とか「バイク売上が増えて」とかいうのを聞くようになり、「まあ確かに密は避けられるし」とか思ったんですが今ひとつ実感が湧きませんでした。

でも先日知人と話していると「バイクが想定以上に売れている」「自動車学校も入校待ちになってるらしい」とかいう話を聞いて、まじか、そこまでなんだと改めて実感。そういや子供の自転車を買いに近所の自転車屋に行ったときも「自転車の輸入が追いついていない」とかで納品待ちになりました。

それがデータとしても表れていて、警視庁が毎年公開している「運転免許統計」という、ずばりそのまんまのデータが公開されてまして、これを元にしたのが冒頭のグラフ。平成初期が免許取得のピークだったそうですが、そこから新規交付者数(赤)はなだらかに落ちていき、ここ10数年は120万人あたりをちょろちょろしてたわけですが、令和2年はなんと盛り返して増えています。すごいな、コロナ。実際の数にして10万人ほど増えています。

ま、とはいっても平成初期は新規交付者数が250万人越えだったそうで、それから比べたら誤差のような範囲ですが、電車→自転車・クルマ・バイクにほんとにシフトしてるんだなーというのが分かります。

自動車学校のホームページでもこんな感じで「入校待ち」案内をしてるとのこと。こんなことってもう20年くらい起こってなかったのでは?? 自動車学校もうれしい悲鳴ですね(うれしいという表現は適切ではないですが)。

世田谷自動車学校のホームページより)

なんでも「コロナ禍」の影響で合宿免許に行く人・受け入れ施設が限定されているようで、これも地元の自動車学校の混雑をさらに高めているとのこと。なるほど、確かに。

大きなお世話かもしれませんが、これで地域特化型のバイク屋が活気づいてくれるといいなーと。全く余計なお世話ですね。でもやっぱバイク人口が増えるのは個人的にはうれしいなと。

ところで冒頭のグラフでは、免許を持っている総人口が8,000万人越えというものすごい普及率ですね~ 日本の3人に2人は免許を持っているというレベル。18歳未満(ざっくりと2,000万人くらい)はそもそも免許を取れないので、それを除外すると5人に4人くらい持ってる計算になるのかな。むしろ「免許持ってない人」を探すほうが大変なレベルですね。

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントする