輸入車は「ブランディング」が命

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日本における二輪輸入車で最もシェアが大きいのはいわずもがなハーレーです。で、BMWが猛追して、ついには(年間ではなく単月という単位ですが)BMWがハーレーを追い越して一位になったというのを以前書きましたが、ハーレーとしてもなんとかせにゃならんということで、2020年の12月に新しい社長が就任されたそうです。

私は経営のことはよく分かりませんが、この新社長、いろんな輸入車販売業界で「再建屋」をやってきた経歴の方だそうで、ハーレー社長の前がトライアンフジャパンの社長、そしてその前がアウディの社長とのこと。アウディでは販売台数を倍増させ、そしてトライアンフジャパン在籍時には実影響を受けた方も多い「ディーラー再編」を行いました。

私が普段お世話になってるブリティッシュビート(トライアンフみなと)をはじめ、トライアンフ柏、市川、葛飾、他にも多数のディーラーが看板を下ろして別の屋号・元の屋号(っていうんですかね、例:ブリティッシュビート)にしています。

その代わりとしてトライアンフ東京(吉祥寺)をはじめとする、超旗艦店のような作りのディーラーが新たに生まれました。

このタイミングでカラーも「青白」から「黒白」に変わりました。

で、これだけでは決して無いとは思うんですが、その後はじわりじわりと売上が回復し、2019年には「日本でドゥカティより売れてるバイク」という地位にまでなりました。

ブランディングだけでこれだけ変わるんだなーという、凄腕経営のお手本のような結果と、それに伴う「小規模ディーラーへの対応=看板を下ろさせる」という、大人なやり方という両面を目の当たりにして、経営ってほんと難しいんだなー、儲けるということはこういうことか、などなどいろんな思いが錯綜します。

そんな凄腕経営者がハーレージャパンに移ったということで、ここからハーレーのV字復活がなるんでしょうか。私もいつかはハーレーという思いは正直ありますが、その前にBMWにも乗ってみたいし、ハーレー重そう・大きそうというのもあってマンションに住んでる身からするとなにかと大変そうというイメージもあります。

あと世の中的に「EV」というトレンドもありますし、ハーレーはそんな中スポーツタイプEV「LIVEWIRE」を他バイクメーカーに先駆けていち早くリリースしてるし、さまざまな変化の多い世の中でどう推移するのか気になります。

新社長の詳細インタビューはこちら

ダイヤモンドオンライン 「ハーレーダビッドソン」はなぜ苦境に陥ったのか

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