Project Triumph TE-1
Moto2へのエンジン提供をしているトライアンフ、とても伝統のあるメーカーでして、Moto2へエンジン提供というのでも十分驚きだったわけですが、昨今のトレンドにもれず電動バイクの開発にも相当力を注いでいるようです。
「Project Triumph」というプロジェクトで開発が進んでいるTE-1というモデル、これが想像以上に進んでましたという話。歴史の長い会社も昨今のトレンドを取り入れて進んでいこうということですね。古くからのトライアンフユーザーの方々には「そんなに電動を急ぐのか」という声も聞こえそうですが、私個人としてはとても興味のある分野。
(ここでは「EVってそんなにCO2削減に効果あるのか??」「その電気を発電するのにより多くのCO2を生むんじゃ無いのか??」とかいう話には触れませんので。)
こちらのページに詳細が載ってます(日本語)。プロトタイプのイメージ付き。だいたいどのEVもそうですが、エンジンの代わりに巨大なバッテリーが鎮座するイメージになりますが、このプロトタイプはそれをカウルで覆わず、ストリートトリプルやスピードトリプルのようにハーフカウル(ハーフも覆ってないですが)という見栄え。自分がストトリ乗ってるというのもあって、すごく興味が湧くデザイン。
このページにある動画ではいろいろ語っています。残念ながらすべて英語で字幕もないのですが、このページにある日本語解説が良い感じにまとめてくれていて、この解説を読めば今のプロジェクトの状況が分かります。
例えばやっぱ重さが大きな課題となるようですが、重い高電圧ケーブルを排除したり、モーターの軽量化を図ったり(わずか10kg!)、それでいて180馬力だとか。ま、そのぶんバッテリーがくそ重いわけですが、でも軽いバッテリーが実用化されたらめちゃくちゃ軽いバイクが出来るかも。
まだまだ解決しないといけない課題は山積みですが(充電ステーションとかも含めて)、動画中のコメントによれば年末には最終プロトタイプが公開されるとのこと。おそらくここではイラストではなく実車になるんでしょう。走行映像とか見てみたいですね~
日本の4メーカーもEV開発はもちろんやってると思いますが(例えばヤマハ発動機のEV向けモーターとか)、EVバイクの情報の露出が少なくてどうなってるんだろう??と思ってしまいますよね。私も含めて消費者って公開されている情報しか入手すること出来ないから、公開されてない=なにも行動していないと単純に解釈するときもあって(とくに自分の性格上)。
「素人に心配されなくてもちゃんと計画してるから!」という声が聞こえそうですが(笑)
向こう10年20年のEV化トレンドはもう避けようが無いと感じてるので、、、1ライダーとしてはそのときが来たときにどう楽しむかという計画でも練るか、って感じですね。