ラップタイマーあれこれ その9 スマホ+外部GPSバージョン2

お金の節約+GPS機器の勉強もかねて自作しましたが、初の自作GPSはその8に書いたとおりどうも精度が高くない模様。GPS専用機(M5Stack)やGL-770の精度が高すぎるのかもしれませんが、なんとかならんものかと思っていたところ、GPS専用機(M5Stack)のGPSモジュールと同じモジュールが使われて、かつアンテナ一体型のGPS機器(アンテナ内にGPSモジュールがある)が売っていまして、それ使えばM5Stackレベルの精度も得られそうだし、簡単に作れそうだし、機器も小さく作れるんじゃね、と思って早速作ってみました。

今回作ったのはバージョン2(一番右)、前回の精度イマイチといっていたのがバージョン1(中央)、で前回いい精度だったGPS専用機(M5Stack、一番左)。これまでのを並べてみるとこんなかんじ。バージョン1はフードタッパーに入れてるんですがちょっと大きいんです。バージョン2はフリスクのケースに入れてます。電子工作界隈ではフリスクのケースを使うのが定番なんだとか。それに習ってみました。

厚みも全然違います。配線の関係でフリスクのケースよりは厚みが出ますが、それでも1.5cmくらい。かなり設置の自由度高いと思います。バージョン1は試作というのもあって線が飛び交って、その分厚みも出てます。本来は1枚の基板に載せるのでもっと小さく出来るんですが、今回のバージョン2だと部品数が1つで済むというのはかなり大きなメリット。

実際にはこれにモバイルバッテリーも必要になりますが、細いやつとか薄いやつとかいろいろ出てると思うので、設置場所に適したものを選んでください。


そしてこれで先日走ってきました。バージョン1のお弁当感とだいぶ異なってコンパクト☆

GPSアンテナはリアカウルの適当なところにペタッと。

で、結果ですが、だいぶ良い感じになりました☆ GPSはあまり詳しくないですが、どうもu-bloxの精度がいいみたいですね。

まずは前回良好だったM5Stackから。

次、今回作った自作GPSバージョン2。M5Stackとほぼ同じです。

最後にGL-770。これはGPSのモジュールがQualcomm製でちょっと精度が異なります。軌跡の幅も太めに出てますね。もう販売されてからだいぶ経ってるからしょうがないんですが、これでも十分精度高い方だと思います。

というわけで、総じてバージョン2のほうがいい感じ。その8で書いたようなデータが定期的に抜けるというのもなく、全体も小型で済みますし、作りやすい!

一個だけ難点は、GPSをすぐ使えるようにするためのバッテリーがアンテナ内に組み込まれていること。バージョン1ではそれを本体側というのかな、アンテナじゃない側に付けたのですが、バージョン2はそれがアンテナ内にあるようです。これっていわゆるGPSのホットスタートのときに使われる電池。GPSって初回電波を取得するときに時間がかかるため、次回以降は前回のデータをもとにすぐ使えるようにする機能があるんですが、この電池が切れると前回のデータが消えてしまうので毎回コールドスタートになるということ。まあいざとなればアンテナ開けて電池変えればいいんですけどね。そしてそれを差し置いてもこの精度とコンパクトさは譲れないです!


さて、ラップタイマーについてあれこれ書きましたが、次回のその10でいったん終了。その10は自作GPS機器の部品、作り方についてです。バージョン2で行きます!


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