今週末はもて耐(ただし3時間のみ)
鈴鹿8耐は残念ながら中止ですが、もて耐は予定どおり行われます。「予定どおり」とはいえ内容はだいぶ変わってしまいましたが(3時間決勝のみ)、それでもやれるってこと自体は気持ち的にうれしいですね。ここにきて天候は微妙ですが(雨かも?)、とにかく事故無く、クラスターにもならず終われるといいなと思います。
私は参加してなくて、観戦もちょっと控えようと思ってますが(「観戦」って変換しようとすると「感染」が出てきて萎える)、知り合いチームの結果は気になりますね。
ところでもて耐って出ようと思うといくらくらい必要か?という件、参考になればと思い分かる範囲で書きたいと思います。ここでいう「いくら」というのはレースエントリー費ではなくて、マシン製作費のこと。
もて耐は最近盛り上がってる4スト250ccがメイン。BMWのG310Rで出るチームもあります。
4スト250と言ってもCBR250RとRRだと全然戦闘能力違うし、車両価格も全然違うので一言では言えませんが、まずお手軽に初めて見たいのならCBR250Rになると思います。
もて耐はクラス分けしてあって、ざっくりと単気筒、二気筒と分かれていて、二気筒のほうがタイムも速くだいたい上位を占めてます。あと改造パーツも豊富なので、お金をかければかけるほど速くなる傾向にあって(笑)、こっちに踏み込むともう改造費だけで100~200万円くらいかかっちゃうかもしれません。これにタイヤ、オイル、ブレーキパッドなどの消耗品が載ってくるので(特にタイヤはすぐ無くなる上、高い)、結構出費します。
一方CBR250Rだと車両も安いですし、それにパーツ組み込みで50万円ほど、合計100万円もあればで十分いけると思いますが、それでもて耐上位は狙えないですし、二気筒勢に比べると正直遅いです。
もて耐上位に入りたい!!という場合には、二気筒でがしがしお金かけることになり、車両も入れると200万円~とかなっちゃうと思います。ぱっと思いつくところで交換するパーツを列挙するとこんなかんじ。
- ECU
- メインハーネス
- マフラー
- 前後ホイール+ディスク
- カウル
- 前後サス
- チェーン(サイズダウン)
- クイックシフター
- ステップ
もちろんこれ全部やらないといけないことはないので、上位を狙わないというのであればほんと最低限の改造費で楽しめると思います(それでも30万円くらいは最低かかっちゃうんでしょうが)。
メインハーネスって変えなきゃいけないの??というのは意見の分かれるところかもしれません。基本は軽量化なので、シンプルなハーネスに変えることが多いですし、あと市販車だとイモビライザーがありますが、あれが邪魔してエンジン切ったら二度とかからないとかいうのも時々聞きます。耐久だと給油があるのでエンジン切るんですが、出て行こうと思ったら何度やってもかからないという話。丸山浩選手も過去これで泣いたという記事もあります。
もっと抑えて手軽にレースやりたいんならDE耐がいいです。GROMあたりだったら気軽にスタート出来ると思います。
繰り返しますが、これはレースに出てみたい! まさにDE耐のコンセプトにもなってる「みんなでBIKEを楽しもう!」という場合の費用感でして、でも一緒にレースを走るのは本気チームが結構いたりするので、レース中はびゅんびゅん抜かれることになります。結構な速度差で抜いていくと思うので、それさえ気をつければ(気にならなければ)費用を抑えてレースを楽しめます。
ちなみにレース仕様じゃなくてサーキット仕様だったらまた考え方は変わって、費用面でもぐっと抑えることが出来ます。筑波ファミリー枠を走るというのであればそれこそ、最低限のワイヤリングやスライダー、あとマフラー変えたりして、ほぼゼロ~10数万円程度の出費じゃないでしょうか。
自分のストトリの改造費は30万円かかってないくらい。SC-Projectのマフラー、AFMという燃調モジュール、エアフィルター、チェーン、レバーガード、オイル受けアンダーカウル、前後サスチューニング。レース仕様で定番のレース用カウルは、ストトリがネイキッドなのでそもそもなし。マップ変えたいんですが、それだけで+20~30万円くらいかかっちゃうのでどうしようかなーと思いながら今に至ってます。お金はそれほどかかってませんが、その代わり直線はやっぱ遅いです(笑)。
あとタイヤ代がやっぱ高いんですよね。1セット6万円くらいするので、それ年間3セットとか用意したらそれだけで20万円。
ま、結局どこまで金突っ込んで趣味を楽しむかってことですね。