エアバッグ(hit-air)買い換え

ずいぶん前になりますが、筑波アジアコーナー(あのころはMCコーナーと呼ばれていました)の立ち上がりで筑波初コケを喫して、幸い大きなダメージはなかったものの、それ以降サーキットでの安全対策に力を入れるようになり、エアバッグ(hit-air)と下半身のインナープロテクターを着用するようにしました。

2016年には2ヘア立ち上がりで転倒してしまいましたが、そのときはエアバッグ+インナープロテクター装備での転倒で、おそらく多少はダメージ軽減に役立ってくれていたはず。まあ厳密には着用ありなしの比較は出来ないので役に立っていたかどうかはなんとも言えませんが。エアバッグを着ていてもダメなときはダメだし、でも守ってくれる部分も多いと思うので、サーキット走行時は必ず着用しています。

そのエアバッグもだいぶくたびれてきた感もあり、購入して10年近く経つし、レースモデルじゃないし、そろそろレースモデルにしてみようかなーと思い、TRMC-S会員特典(約1万円引き)を利用してもてぎで購入しました。

サイズはレースモデルがXL-3XL、一般モデルがM-2XLです。

もてぎには在庫はそんなになくて、代わりに注文用紙があるので「このモデルのこのサイズが欲しい」と書いて申し込み、1ヶ月後くらいに取りに行く(なにかついでがあるタイミングで。次の走行のタイミングとか)という流れ。で、去年10月くらいに注文し、年末の走行時に受け取り支払いを行って(グランツーリスモ カフェで受け取ります)、レースモデルで初走行してみました。

自分なりに一般モデル(MLV)とレースモデル(RS-1)のレビューを書きたいと思います。

使う上で最も大きく違うのは、ワイヤーをエアバッグの前に付けるか、後ろに付けるか。一般モデルは前に、レースモデルは後ろに付けます。取り付けはやっぱ一般モデルの前のほうが付けやすいですね。でもレースモデルの後ろというのも思ったほどやりにくくはないですが、多少慣れは必要です。

走行時の感覚は全然違っていて、やっぱ後ろのほうが圧倒的に動きやすい! 一般モデルしか着ていないときはこれで慣れてしまっていたのであまり違和感無かったですが、いざ前にみょーんと伸びるワイヤーが無くなってみるとやっぱ違います。

保護の具合は、、、正直なんとも言えないです。どちらが効果あるかなんて試せないし、試したくもないし(笑) スペック上言えるのは、一般モデルは首からお尻手前くらいまでを保護してくれ、レースモデルは頚部が中心。背中は正直薄め。でもレースする人は背中はプロテクターしょってるよね?という意味合いなんだと思います。その代わり動きやすさを手に入れる、みたいな。

写真のとおり、一般モデルだと下のグレー部分がプラスされて保護されるという仕組み。普段はここは折りたたんで利用しますが、エアーが入ると膨らんで展開されます。一般モデルの場合はお尻の保護がなにもされていない場面も想定してのことでしょう。

もう一つ、レースモデルは背中にパッドが入っています。これは、背中にボンベが入っているためで、背中から着地したときに固いボンベのせいで脊椎を損傷しないようにという意味ですが、通常の脊椎プロテクター+このプロテクターの二重の保護とみることも出来るでしょう。

それ以外の違いはほとんどないですね。ほんと初期の頃は一般モデルとレースモデルで使っているボンベが違っていて、レースモデルのほうが速く開くとかいうのがあったのですが、途中から一般モデルでも同じボンベが使われるようになって、その違いも今はありません。

どちらのモデルもオプションで胸部パッドを追加することも出来ますので、それでさらに万が一の時のダメージを軽減出来るかも。(繰り返しますがこれは保険と同じなので、万全というのはないと思います)

またどちらのモデルでも、hit-air CARDというユーザー登録を行うことで、3年間メンテナンス無料になります。

なので、ぶっちゃけワイヤーがどちら側から出てるか? あと値段ですかね(レースモデルのほうが高い)。このへんでどちらにするかを選ぶことになりそうです。

ちなみに一般モデルとレースモデルでは、なぜかハーネスのオスメスが逆になっていて、耐久レース等で複数ライダーで乗る場合で、かつ利用するエアバッグが一般モデルとレースモデル混在する場合には、ハーネスが2つ必要になります。オスメスがちょうど逆なので、こんな感じにつながっちゃいます。

まあワイヤーを付ける位置が一般は前、レースは後ろと異なるので同じ1つのワイヤーを使い回すことはないのですが、一般タイプのハーネスを後ろ側に付けてレースタイプに使い回す、とかいうのは出来ませんのでお気を付けください。(ただ、ハーネスって意外と持ってくるの忘れたりするんですよ。時々やっちゃうのがエアバッグ持ってきたのにハーネスを自分のバイクに付けっぱなしというやつ。で、一般タイプのハーネスを借りて後ろ側につけて乗るということもできない)

まーいずれにしてもこれのお世話になるようなことは避けたいですが、、、備えあれば憂いなし。転ばぬ先の杖。とにかく安全マージンを取りながら走行を楽しみたいものです。

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントする