バイクって暑いと遅い? 寒いと速い?

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暑い寒いというのは、要するに外気の話です。つまり夏遅くて、冬速いのかということ。

最初にこれをはっきりと意識したのはDE耐練習のとき。DE耐は縁があってもう何年も出走していますが、2017年のDE耐(ちょっとDE耐だったかも)が11月にあって、その次の年のDE耐(ちょっとDE耐だったかも)が7月にありました。どちらも同じマシンに乗り、気分的には7月のときのほうが速い感じがするのですが、ラップタイムを見ると5〜10秒程度遅い始末。

とはいえ、ある程度予測もついてはいました。一般的に夏の方が空気が薄く、その分メインジェットを閉めます(DE耐マシンはまだキャブ仕様です)。なのでタイムは落ちる方向ですが、まさかそんなに落ちるとはなあ。。理屈を知っていても10秒落ちのタイムを見るのは意外とへこみます(笑)

で、次に意識したのがストトリで走ったとき。去年の筑波TT本番(9月8日)で、新品タイヤ履いて、可能な限り攻めて走ってもストレートエンドでメーター読み205km/h止まり。で、その後10月下旬に割と気楽な感じで走ったときの最高速が212km/hと、割と簡単に210キロを越えていました。さらにその後12月下旬に走ったときにも路面温度の関係でそんなにペース上げなかったですが、これも割と簡単に205km/h(=筑波TT本気攻めのときと同じ)まで出ました。

外気温の差っていうのはインジェクションだったらキャブほど影響で無いのかと勝手に思ってましたが、インジェクションでも結構影響出るようです。

で、ふと思って、なにか一般的な情報(というか証拠)はないかなと思い、筑波のコースレコードを見てみると、少しそんな傾向があるようです。(少しって微妙な言い方だけど、理由は後述。)

下のグラフは筑波サーキットのページに載っているコースレコードから、筑波選手権のものを抜き出したものです。おそらく真夏にコースレコードってのは少なくて、おそらく春とか秋かなと予想はしてました。で、実際に10月が一番多いというのは予想どおりでしたが、次に多いのが6月、続いて7月というのが意外。そして3月4月はあんまり多くなかったです(8月9月は予想通り最も少なかったです)。

なんなんでしょうね。マシンの調子というのと、コースレコードとか自己ベストとかいうのは関係ありそうでないんですかね? 3月4月が条件的には良さそうにもかかわらず、意外とレコード少ないのはもしかしたら第一戦の時期で、長期オフ直後のレースだからでしょうか。

他、全日本や筑波TTのコースレコードももちろんありますが、全日本はたいてい春先に行われること、またTTは開催時期がだいたい春秋なので、集計しても春か秋のどちらかになるため除外しました。

ちなみにネットで「バイク 空気 冬」とかで検索すると、ロードバイク(自転車)と外気温のページがいっぱいヒットします。で、それによると異口同音に「冬は空気が重く、タイムが出ない」そうです。確かに若干密度が上がるので空気抵抗が増えるのでしょう。バイクだとそこはあまり影響ないですね(そもそもうんと寒い真冬は路面とタイヤの摩擦が下がるので、そもそもタイムアタックしないし)。

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