袖ヶ浦フォレストレースウェイにまつわるエトセトラ

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「都心からわずか1時間」という絶好のロケーション。高速インターからもほど近い袖ヶ浦ですが、先日ようやくライセンスを取得しました。出来たのが2008年で、出来た当初からなにかと話題に上がっていましたが、ようやくです。ライセンス講習を受けて、いろいろもやもやしていたことがだいぶすっきりしたので「気になってるんだけどなー」という方に参考になればと思い、諸手続きとかオペレーションとか筑波2000/1000との違いとかを書きたいと思います。

コース関連

  • コース状況

    • コース長 2,436m コース幅 1518m。筑波20001017mなので、それより広いです。

  • コースの外側

    • だいたいどこもいきなりグラベルです。コケると痛そう。ま、筑波も同じですが(ただ筑波はホームストレートの外側に緑が追加されたりしてます)。

  • 最長ストレート

    • メインスタンドの直線が400m。筑波2000のバックストレッチは437mなので、だいたいそれと同じくらい。ただし袖ヶ浦はその後の1コーナーが90°に曲がっているので、だいぶ減速必要。

    • もともとは4輪向けに作られたそうで、2輪だとスピードが乗りすぎる箇所があるそうで(1~3コーナー)、そこはコース幅を狭めるための白線が引いてあります。2輪で走行するときはこの白線の内側を走ってくださいとのこと。外側を走ったら赤旗中止とかにはならないですが、考え方としてはエスケープゾーンなので基本走らないように。

  • 路面状況

    • まだ完熟で走っただけなのでよく分かりませんが、水はけが意外と悪そう。ライセンス講習に行った日は、6時ごろまで弱い雨が残っていて、その後は晴れだったのですが、完熟走行時(12時ごろ)にまだ一部濡れてたり、コースのはしっこ(ゼブラ近くとか)は小さい水たまりになっていたなあ。路面自体はそんな悪くないと思います。これも筑波1000と同じくらいかな(2000ほどは良くなさそう)。

  • だいたいのタイム感

    • コースレコードやリザルトがホームページに載っていないのでよく分かりませんが、知り合いと話している感じでいけば、どうやら筑波のR認定の方々で110秒切る感じですかね。なのでまずは120秒切りとか15秒切りというのが一つの目安かな。

車両規定・コース運用

  • 排気音

    • かなり厳しいです。95dB以下。仮に走行中に95dBを越えた場合、オレンジボールが振られて強制ピットイン。そこで「もうちょっと回転を抑えて走ってください」という指導が入ります。それでも越えてしまったら、残念ながら走行不可。一部「オープン当初よりゆるくなったのでは?」という話も耳にしますが、どうもそうではないらしいです。

  • レーサーはダメなの?

    • 車両規定に「125cc以上の市販オンロードバイク(オフロード・レーサー・スクーター不可)」とあり、え?レーサー、もしくは市販車をレーサー化したバイクは不可なの?と思ってしまいますが、音量が95dB以下であればOKです。オフロードもロードタイヤ履いてればOK。スクーターは不可。あと小さいタイヤも不可って言っていたので、エイプを150ccにボアアップとかしたものも不可だと思います。

  • ピット

    • 立派なピットが35あります。もてぎほどとは言わないですが、筑波2000より立派。ただし、、、電源がありません。正確には、コンセントはあるんだけど「ウォーマーには使わないで欲しい」とのことです。うーんここは惜しいですね。発電機でウォーマー使うとガソリン1日もたないかなと。

    • 午後枠の方は11:30以降に使用可だそうです。それまでは午前枠の方向け。

  • エアーコンプレッサー

    • ピットにはなくて、別の建物のところ2箇所にあります。口は外れるので、エアとかダスターとか切替可(たぶん常設はエアしかない。ダスターは自前で用意することになりそうです)。

  • 旗・監視ポスト

    • 通常のスポーツ走行では16ポストあるうちの4つが使われるそうです。少なそうに思えますが、1つのポストが複数のコーナーを1つのポストでカバーできたり(3・4コーナー)、あとはカメラで監視だそうです。

    • イエロー後のグリーンが存在しないそうで、これはちょっとびっくり。でも筑波1000でもそうですよね。イエロー区間で該当場所を自分で確認して、その後は自分でグリーンと判断していいそうです。ちょっと危なそうな場合は赤旗となってマシン回収するなりするそうです。

    • チェッカー後の各ポストからイエロー静止はないそうです。ダブルチェッカーしそうw

ライセンス・チケット関連

  • ライセンス取得方法

    • コーススケジュールを見てライセンス講習日に行きます。写真2枚、印鑑、お金を持っていくこと。袖ヶ浦ではライセンス講習時に、マシンの音量測定、および慣熟走行があるので、マシンに乗っていく(持って行く)のは必須。完熟は普段着でOKです(ツナギでももちろん可)。ライセンス取得・更新にかかる金額の支払いは現金のみ。なお保険制度はないので、ケガの際は各自の健康保険や医療保険・傷害保険で行いましょう。

  • ライセンス有効期間

    • 取得日より1年間です。筑波のように毎年皆さん3月に切れるとかではないです。更新は有効期限の2ヶ月前から可能。仮に更新しなかった場合、切れてから1年間はそのまま更新できます。2年経ってしまうと新規取得が必要。

  • チケット予約・購入

    • 予約はありません。当日行って買います。筑波1000のような買い方。ただし走行枠の1時間前にならないと売ってくれないので、「午後の枠全部買いたいです!」というのは出来ないです。

    • だいたい土日祝日は売り切れることがあるそうで、平日はまず売り切れないとのこと。

    • チケット購入やライセンス講習費は現金のみ。

  • コスト

    • 入会金 10,300円(筑波スポーツライセンスだと6,000円)

    • 年会費 15,500円(同じく12,000円)

    • 走行枠 3,600円[平日]、4,200円[土日祝祭](同じく2,600円[平日25分枠、土日20分枠])

    • 筑波2000より基本すべて高いですw ライセンスコストはもてぎよりは安いですが、走行費は高いですね。

    • 10回走ったら1回タダ」というスタンプ制度があります。

    • 袖ヶ浦市でのふるさと納税で、「袖ケ浦フォレスト・レースウェイ サーキットライセンス1年分と走行1回(1名様) 10万円」というのもあり。(2018年10月現在。今後継続か無くなるかは正直わかりません)

その他のファシリティ

  • レストラン

    • あります。新しいサーキットだから筑波ドラサロより綺麗。

  • トイレ

    • 水洗・洋式・ウォシュレットはなし。筑波も最近一部トイレがウォシュレットになったので、それに比べると落ちますが、十分かなと。

  • ガソリンスタンド

    • あります。会計は事務所で事前に行い、チケットを購入し、チケット持ってスタンドへ向かう流れ。販売は5リットル単位。余ったら次回繰り越し可。

  • 救護室

    • あります。ただし基本だれもいないです。なにかあれば近くの病院から救急車が来て救護室で様子を見て、もし緊急性が高ければそこからドクターヘリを要請するそうです。

  • コンビニ

番外編

  • 袖ケ浦? 袖ヶ浦?

    • 市のホームページでは「袖ケ浦市」です。サーキット正式表記は「袖ヶ浦フォレストレースウェイ」です。うーんどういう使い分け?

こんなところでしょうか。近々走行に行ってきます!!

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