CBR250RとCBR250RR

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先日機会がありCBR250RRで筑波2000を走ってきました。結論から言うと全然別物ですね。同じメーカーの、同じ排気量のバイクとは思えないくらい別物です。RRは良いですね。値段も高いけどそれ以上の差を感じます。「250でサーキット走行したいんだけど、オススメは?」と聞かれたら、間違いなくRRと言うでしょうね。それくらい良かったです(繰り返しますが、高いですけどね)。

 

2008年にNinja250Rが発売され、その後2011年にCBR250Rが発売されて250クラスががやがや賑わってきたところへ、2014年にヤマハからYZF-R25が発売されました。そこから一気にヤマハが各レースで上位を占めるようになってしまう事態。2016年から開始となったJP250クラスでは、CBRとYZFの差を埋める策として「単気筒は300ccまで」というレギュレーションになりようやく戦えるレベルになりましたが、CBR250を300にするにはボアアップキット装着+2014年以降発売の車体のみという条件で、正直敷居が高すぎます。

 

そこへ満を持して投入されたのがCBR250RR。スパルタンな外装に目が行き、そしてその販売価格(約80万円)に驚きましたが、乗ってみてさらに驚きました。

 

エンジンはもちろんパワーもあり、速いというのは言うまでも無く、個人的に思ったのがパワーバンドの広さ。Rと比べるとRのパワーバンドの狭さに改めてがっかりしてしまいます。チューニング次第なのかもしれませんが、これまで何度か乗ったRはパワーバンドが狭いうえ、割とレッドゾーンギリギリのところにあるので、気を許すと割と簡単にレッドゾーンに入ってしまうのも気がかりでした(単にレッドゾーン開始位置がコンサバなだけかもしれませんが)

 

これに比べてRRはだいぶ広くてギア選択に悩まなくて済みます。もう1つギアを上げなくてもそのまま回すことが出来るので、結果的にRより少ないギアチェンジで回れることになります。

 

試乗したRRは足回りもオーリンズに変更済みだったのであまり参考にならないかもしれませんが、標準状態でもRに比べたら格段に乗りやすくなっていると思います。例えばRRではフロントフォークが倒立ですし(Rは正立)。オーリンズに変更済みの車体だと最終コーナーもアクセルを開けながら進入できますね。Rでも開けながら入っていきますが、それよりも進入時の速度が上がっているにもかかわらず、同じように開けながら入れるのがすごいと思います。

 

販売価格は確かに高いですが、Rに差額(30万円ほど)を突っ込んでもRRほどの戦闘力にはならないと思うので、だったら最初からRRを買ってしばらくフルノーマルで練習するというほうが楽しいかもと思います。

 

唯一、ブレーキの利きがマイルドなような。結構強く握らないと止まってくれない感じ。でもこれはテリーの乗り方次第かもしれません。どうしても600ccのような乗り方をしてしまうので、250では車速を稼ぐために本来それほどブレーキをかけない乗り方なのかもしれません(違うかもしれないので鵜呑みにしないでください)。

 

他メーカーからRRに対抗するバイクが出ないかなー。そうすれば600cc(テリーの場合は675cc)ではなく250ccに買い替えっていうのも結構アリかも。

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