Street Tripleでサーキット走行ってそもそもアリ?

最終更新日

向きか不向きかという二極だとなんとも言えないんですが、サーキット走行とツーリングを両立したい方にはもってこいだと思います。

サーキットの速さのみを追求するんだったら、間違いなくデイトナ675を選んだ方がいいと思いますし、そのほうがパワー、空力、ライディングポジションなどなど多方面で分があります。でも中には自分のように「敢えてネイキッドがいいんだよなー」という方もいると思うので、分かる範囲で書いてみます。

エンジンは十分ですね、馬力、トルクともに。デイトナのエンジンと同じものが載っていますが、味付けが違うため、より街乗りを意識したいわゆる「中低速重視」にあります。伸びはデイトナに譲るものの、それでも106PSもありますので、十分な出力です。

足回りですが、 Rだと前後フルアジャスタブルでこれも十分。ただし厳密にはリアはフルアジャスタブルと言っても車高調整ができないタイプなので、「それってフルなの??」と思ってしまいますが、過去にこちらで教えていただいた方法(サス上部のワッシャー厚みを変えて車高調整するという手段)もあるので、これはなんとかなります。バネは前後ともとてもソフト。アブソーバーも柔らかいですね。バネは余裕があればフロントを固くした方がふんばるとは思いますが、標準のままでも十分いけます。

サスセッティングはいろんな好みや乗り方もあるので一概には言えないですが、現在はリアを上げる方向で今は落ち着いています。バネは柔らかいのでピッチングは盛大ですが、アブソーバーが十分仕事をしてくれるので、すっと沈み込んで、リバウンドも無く落ち着いてくれます。

ステップはネイキッドにしては標準でも意外と上側にあります。乗り方にもよりますが、10~15秒の場合ならバックステップは要らないですね。テリーの場合はバックステップではなくデイトナのステップホルダーを入れています。こっちのほうが1cmほど上がるし、その他のパーツはStreet Tripleのを流用できるので、結果ホルダー代だけで済むので(2万円くらい)、お手軽バックステップになります。

このへんが同じネイキッドの比較対象になるモンスターと違うところで、モンスターは結構下に付いているとのこと。なのでサーキット走行する方は割と早い段階でバックステップにするというのが定番になっています。

マフラーは悩ましいですね。標準でも全然いけると思いますが、重いのと、でかい触媒が付いているため、アンダーカウルを入れようとすると結構邪魔になります。でもなかなか適したいいのがないので、ツーリング兼サーキットだったら標準でいいかなと思います。サーキットオンリーで考えればいろいろあります。ただしだいぶうるさいと思います。

ハンドルはバーハンドルなので前傾姿勢を取りにくいですが、自走ライダーの視線で言えばこれはとってもありがたい!セパハンだと行き来だけで疲れてしまいますが、バーハンは快適そのもの。バイクを運転するってこれだよなーと今一度再確認。

ブレーキは、デイトナ含めよく「ディスクが薄い」と言われていまして、確かに薄いんですが、今のところ特に大きな問題はないので、これも最初に変えるものではないと思います。制動力はもちろん十分。フィーリングもラジアルマスターのおかげで分かりやすいです。

やっかいなのはアンダーカウル。純正アンダーカウルはありますがオイル受けタイプではありません。オイル受けが付いているアンダーカウルは売ってないので、似たようなものを加工して取り付けるしかないです。デイトナだったらいろいろ売ってるんですけどね。このへんがネイキッドでサーキット走行のつらいところ。

他にもいろんな細かい点はありますが、基本サーキット走行には十分適してると思います! 新型のStreet Triple 765(675じゃなくて。ややこしいですね)は、RSというモデルがかなり気合い入った仕様なので、これだともっと楽しめると思いますよ! Street Triple85というのは乗ったこと無いのですが、これも10~15秒あたりを狙うには十分なポテンシャルだと思います。

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

コメントする