筑波TT振り返り
Street Triple Rで初めての筑波TTは実に苦い結果となりました。当日はあまりのショックに決勝リザルトも見ずに帰ったのですが、先ほど改めて見てみたら、決勝はビリじゃなかったですね!ビリから2番目でした。ひどい結果だっただけに、ちょっとした朗報。
さて、このままではとても終われないので、、、次の開催(9月10日)に向けた復帰案を考え中です。今回の敗因はいろいろあるのですが、一番大きいのは「また転倒しちゃうんじゃないか」という不安感です。筑波TT当日は気温がうなぎ登り、路面温度も決勝時で59℃と、あり得ない数字。一般に路面温度が50℃を越すとタイヤは本来の性能を発揮しないと言われていますが、これが「転倒しちゃうんじゃないか」という不安をさらにあおる結果となり、結局守りに入ってしまってこの結果となりました。
次の開催は9月と言っても10日なのでまだ残暑も残る暑い試合になると思うので、それに向けて「暑さ」に対する経験をもっと積んでおこうと考えています。
同時に、タイヤ性能に頼りすぎない走りというものを今一度考え直したいと思います。自分ではタイヤ性能に頼りすぎていないと思っていましたが、あのとおり立ち上がりでハイサイドになってしまったということは、それまではタイヤのおかげでこれが防げていただけだと思うので、もっと安全にタイムを縮める走り方を今一度考え直したいと思います。
以前どこかに書いたと思いますが、お金をかけて、転倒して、苦い思いもして、でもまた筑波TTに挑戦したいというモチベーションがどこから来るのか?というと、バイクをより深く知りたいという長年の思いなんです。テリーはサスセッティングもよく分からなければ、タイヤが滑ったときのコントロールも全然うまくできません。いつか「このセッティングだと・・・・」とか「このタイヤは滑り出しが分かりやすい」などと言えるようになりたい!というのが自分の中のゴールで、筑波TTをはじめとするレース参戦はそのための手段と考えています。
今回はとても苦い経験でしたが、言い換えれば、仮にハイサイド転倒もせず、TTでそこそこの成績を残せていたら、その後大きな壁にぶつかっていたのかもしれません。今回が最後のTTでもなければ、成績が悪くても仕事がなくなるわけでもないので、また前向きにチャレンジしたいと思います!
ところで、スタート時の映像をアップします。ひどい結果でしたが、スタートはちょっとだけ自信があって、最後尾スタートから5台抜き。で、結局その後抜かれてしまいましたが。ところで他の人との走り方を比べると、コーナー立ち上がりではがばーっと差を広げられますが、コーナー中の一番スピードが落ちるところでは前のバイクにくっつくくらい近づきます。このままだと次のレースでも同じような展開になるので、こういう状態でどうやって前に出るかを考えないといけないですね。