立ち上がり重視

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個人的には、これを徹底するだけでリスクを下げつつ1分10秒を切れると思ってます。こう書いているのは、意外と立ち上がり重視になっていない方を多く見るためです(コーナースピード重視とか、バンク角重視とか、バックストレート重視の方を多く見ます)。

立ち上がり重視にならない理由として代表的なのが、進入スピードが速すぎることがあります。進入スピードが速いと向きがなかなか変わらず、結果コーナーの奥でブレーキをかけたり、クリッピングポイントを過ぎてもアクセルを開けられなくなってしまいます。この場合は一旦進入スピードをこれでもかというくらい落として、場合によってはバンク角も少なくして、とにかく立ち上がりでアクセルを速く開け始め、そして速く全開にする作戦でいきましょう。

くれぐれも「寝たまま全開」は絶対にやめましょう。絶対にコケます。膝を擦るか擦らないか、まずはそのへんが一つの目安で、擦っている最中はアクセルワークに注意しましょう。コーナースピードを十分遅くして速く向きを変えて、速くコーナーを回る練習より、速く全開に出来る練習をしましょう。

立ち上がり重視にならないもう一つの原因として、直線的に立ち上がり過ぎるためです。クリップ通過後にすぐにバイクを起こせるということはスピードが落ちすぎており、おそらくコース幅を使い切らなくても全開に出来てしまい、立ち上がりの初速で損をしてしまいます。ここが難しいところですが、ちょっとだけ傾いた状態で、アクセルと相談しながら立ち上がります。するとコース幅を使い切りながら立ち上がることができます(使い切らないと曲がりきれず立ち上がれない)。十分傾いた状態でアクセル全開にすると間違いなくスリップダウンかハイサイドなので難しいです。ですのでこれは1桁秒の前半を目指したい方へのテクニックとなります。これが有効なのが2ヘア立ち上がりとか、最終コーナーの立ち上がりです。

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3件のフィードバック

  1. 凄く理にかなってますね。これを胸に刻んで練習します。初心者ですが、タイムも頭打ちです。ラインも大きく膨らんだり、縁石から随分離れてる現状です。やはりコーナーに入るのに十分な減速して(少しでも速く走りたいので気ばかり焦り、少しオーバースピードかも?)ラインを正確に走る事からでしょうか? 無理に入って大きく膨らむなら、ゆっくりでも正確にラインを走り立ち上がった方が結果として速いですよね、たぶん。

    • コメントありがとうございます!
      そうですね、やっぱ基本は立ち上がり重視ですね。これは自分自身に言い聞かせるためにもいろんなところで書いています。

      少し補足すると、速く走るにはラインをはじめいろんな要素があって(ブレーキングとか、バンク角とか、アクセル操作の速さとか、ほかあれやこれや)、速い人のいろんな要素をコピー出来ればいいんですが、どれもあいまいな感じで(アクセルの開け速さとか、コーナーのどのへんでこのバンク角とか)コピーしづらいんですよね。でもラインは目に見えるので比較的コピーしやすいし、それに従って走ることを習慣づければ、自然と立ち上がり重視な走りになります。

      もうご覧になったかもしれませんが、筑波だったらインフィールド3速固定で走ってみるというのも練習になると思います。シフト操作がない分、ブレーキングとラインをより集中して練習できます。参考映像も↓こちらにあるのでよかったら見てみてください。どのギアを使うかはバイクによって調整してください。
      https://tc2000.blyst.jp/2019/07/08/1236/

  2. テリーさん返信どうもです。 さっそく ライン取り正確に=立ち上がり重視 で練習はじめてみます! ライン外さない程度の速度でコーナー入って、徐々にスピードUPして行こうと思います。 筑波ひさしく走ってませんが(ライセンス更新しませんでした・・)改めてVクラス行きたくなってしまいました。 またブログまめに読ませていただきます!

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