アクションカムの「ぼーぼー」音をヘアゴムで劇的に解消☆
カメラネタ続きます。
バイクや自転車など動きながら撮るアクションカムって、最初の「おーキレイに撮れるな~」という感動がすぎると、「なんだかぼーぼーうるさいなあ」という、音が気になり始める方も多いのではないでしょうか?
特に100km/h超でぐるぐる回るサーキット走行ではそれが顕著。そこまで行かなくても市街地走行のVlogでもしっかり入ってきますよね。
そのために外付けマイクを入れるもよし、最近ではDJI Osmo Actionのようにワイヤレスでつながるマイクも出てきたので、マイクは服の中に忍ばせておいてってやれば風切り音ともおさらば出来ます。
が、もっと手軽に、手っ取り早くする方法、それがこの「マイクの周りをヘアゴムで囲ってしまう」という、手作り感満載な対応方法(笑) しかしこれがばかにならないほど劇的に改善出来ますという話。
GoProは比較的風切り音が目立たない方ですが、FeiyuTech Pocket 3に関してはもうフォローのしようがないくらいの耳に付く風切り音が入って、せっかくの動画が見るに堪えられない動画に成り下がってしまいます。
そこでヘアゴムの登場です。その本来の目的からくる適度なもふもふ感、そして自由自在に伸び縮みする性質、これがベストマッチ☆ どんな形のカメラでも適度な大きさのヘアゴムで巻いてあげるだけでOK。
例えばGoPro HERO11 Miniの場合だと、赤印部分にマイクがありますが
これをこんな形で巻いてあげるだけ。超シンプル。
カメラの色に見合ったヘアゴムを付ければより目立たなくなります。
というので、このアナログ感満載の対応でどれだけ効果あるの??ってのはこの検証動画を見てみてください。
最初は素のGoProで走行。これでもまあ悪くないです。FeiyuTechの何倍もいいです。全然見るに堪えられる映像です。
しかしヘアゴムウインドージャマーを付けた後半の動画を見てみてください。明らかにぼーぼー音が減って、その代わり周りの環境音がしっかり入るようになったので、横を通る車の音とかがしっかり聞こえるのが分かります。
これ、サーキット走行だと、より排気音がしっかり入ってくるようになるわけで、より臨場感が高まった動画ができあがるはず! やっぱバイクは力強い排気音がしっかり聞こえなきゃ。
本来は正規のウインドージャマーとか、ワイヤレスマイク、またワイヤレスでなくても有線でもいいんですが、要するに風の影響を受けないところに設置したマイクがあればベストですが、そこまでやらなくてもかなり改善出来ますよという話でした。
ちなみに、「単にマイクに直接風が当たらなくすればいいだけなんじゃね? だったらテープで塞げばいいんじゃない?」とも思ってやってみたんですが、ほとんど効果なし。不思議。どうも風がカメラ本体にぶつかってぼーぼー音が生成されるんでしょうか。もふもふがある場合はそれを散らしてくれ、風が優しく分散するので、ぼーぼー音が出ないのかな。
もひとつちなみに、ぼーぼー音が入った状態で録画してしまった場合の救済方法は、まずは低音カット。100-150Hzあたりを思い切ってがっつり下げます。これでいったんましになるはず。あとは中域あたり1-5kHzあたりも削るといいんですが、ここは削ってもあまり効果が薄い帯域です。でもやってみる価値はあるかも。