サーキットに通うライダーたちの懐事情
つくづく思うんですが、サーキットに通うライダーは、その頻度によっても違いますが、一般的には「そこそこお金に余裕がある層」なんだなーって思います。さらにレース参加者に至っては(スポンサー付いていない方に限定すれば)さらに「余裕あり」、端的に言えばお金持ちだなーって。
レースを年に4回出るとすると、マシン、装備品以外にだいたい下記がかかります。
- 練習走行12回、1本3,500円 x 2本x 12日 = 84,000円
- サーキット往復代12回、1回1万円と想定 = 120,000円
- タイヤ4回交換、1回70,000円 = 240,000円
- ガソリン代2本で10L x 12回 = 120L @ 200として24,000円
- エントリー費1回30,000円 = 120,000円
- そのほかオイル、チェーン、などなど 30,000円
しめて50万円超え。
で、たぶんこれはかなり安い方。
これにエンジンオーバーホールとか、転倒したりして交換とかするともっといくし、そもそもマシンのチューニング代とか、マシンそのものとか入ってないので、実際にはあと150万円くらいは乗っかってくるでしょう。
私も最初はこんなに使おうとも思ってなかったし、実際使ってしまったし。最初に筑波を走ったのは「ライディングパーティ」というイベント走行会。1回30,000円ほど払うと3枠程度走れるというもの。これを年に1,2回くらい出来ればいいなーなんて思ってたのが、どんどんのめり込んでしまって今に至るというもの。
一方、時々行っている市民プールは1回500円くらい、バスケの練習が1回2,100円、自転車はちょっと高いですがそれでもそのへん週1回乗って楽しむくらいなら20万円も出せば10年くらい乗れてしまいます。あと私はやりませんがランニングだったらそもそもタダ!
先日家電量販店にテレビを見に行ったときのこと。10万円以下でいろんなテレビ売ってるし、ついでにと思って洗濯機がうるさいので静かなのがないかなーなんて探してると10万円も出せばかなり立派なのが買えるし、20万円なんて出したら最高級レベルが買えてしまう。
一方、サーキットで50万円、しかも毎年??とか思うと、(比較するものではないと分かってますが)毎年テレビと洗濯機を買って、しかもそれを消費して無くしているようなものだなーと。
重要なのでもう一度書きますが、比較の対象が違うというのはよく分かってますよ(笑) でも単にお金というだけで見ると、サーキット走行していない方からするとよく分からないんだろうなーって思います。
カメラもいま揃えようと思うと、ちょっといいの買おうと思ったらレンズ込みで50万円くらい軽くするし、高っけーなー、誰が買えるんだ??なんて思ってましたが、レース4回と同じかと(笑) カメラは残るけどレース参戦は思い出だけですね。
ま、言い方変えれば旅行パンフなんかにあるような「モノを買うより、一生心に残る経験を!」なんても言えるかも。
なんてことを、先日バイクに乗らない、サーキットなんて行ったこともない、という方と会話してて、言わないけど心の中で思ったことでした。
ここに来て下さってるみなさんも、おそらくこっち側(??)のはず。こういう経験したことありませんか?
あ、あと逆に、めっちゃ金持ちって方もいますよ、もちろん。特に外車持ってる方はその傾向が飛び抜けてますね。すっごい高いドカを買って、でもそれはさすがに高すぎて転倒するともったいないので、1098を普段走行用に買うとか。他にもいろいろ。巨大スポンサーになる方もちらほらいて、もう飛び抜けすぎててネタミも何も思わず、そういう人で経済回してるんだなーなんてむしろ肯定的な印象。