「素直なハンドリング」って何?

今に始まったことではないと思いますが、たいがいのバイクレビュー記事にある文言、「素直なハンドリング」というもの、これって一体どういうことを指しているのかなーと。

「ハンドリングがとても素直で扱いやすい」「素直に応答するハンドリング」などなど、たいていのインプレ記事に載っていますが、なかなかこれを読んで「そうなのか~」と理解することは難しいです。

バイクインプレ記事では通常良いことを書くから、仮にそうだったとしても「このバイクは素直なハンドリングじゃない」とかいうのは見ませんし、そもそも「素直じゃないハンドリング」というものがどういうものかも分かりにくいし。

あくまで私自身の「素直なハンドリング」の理解では、曲がろうとしたときに発生する「セルフステア」がきつすぎないことかなーと思ってます。昔のバイクではフロント16インチ、リア18インチという構成があった時期があって、これだとかなり切り込みがすごいんです。良く言えばクイックなハンドリング、でも鋭すぎるし、気がつくと腕が勝手に切れ込みを戻そうとするように力んでるし。

これに対して、「素直なハンドリング」だと、そんなに切れ込みも大きくなく、かつすーっと曲がっていってくれるという意味だと思います。

すごくぶっちゃけてしまうと、最近のバイクはほとんどこんな感じなんじゃないかな~ (全部乗ったわけではないので分かりませんが、あくまで推測)。タイヤも良くなって、フロントリア17インチで統一されて、よほど大きな荷物を後ろに載せない限りどのバイクも素直なハンドリングなんだろうなーと思います。

一時期、ステアリングステムのベアリングが原因で「素直でないハンドリング」になったことあったなー、そう言えば。ベアリングの動作不良で、曲がっていく途中で一瞬引っかかるんです。そしてその引っかかりを通過するといきなり「ぱたっ」とバイクが倒れていくんです。最初はなにが起こったのか分からず、右だったか左だったか忘れましたがショップに行って「曲がるのが結構怖いんですよ」なんて話したところ、「あーステムですね、おそらく」と対応してくれて。修理後に乗ったときのあの快適さは今でもしっかり覚えてます。あれは字面どおり「素直なハンドリング」になってくれました。

結論。まーバイクはやっぱ実際に乗ってみないと分からない、ということですね。最近はレンタルバイクも利用できるし、まず所有する前に借りて乗ってみて、それでも何台も比較して乗るのは出来ないと思うので、「このバイク素直だなー」と感じたバイクがあればそれが合ってるバイクなんだと思いました。

ストトリもかなり「素直なハンドリング」でしたよ。車体がコンパクトなのもあり、右に左に扱いやすかったな。あとリアが少し低いので「リアサス上にワッシャー」を入れて車体を上げて、よりクイックに曲がるように変えました。

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