Ryzen 5 2600からRyzen 7 5700Xへ

最終更新日

もひとつIT系のお話。

Ryzen 7000シリーズが発売されましたね~ そのあおりを受けてRyzen 5000シリーズの値崩れが激しいな~とウォッチしながら、最後のSocket AM4対応シリーズだしなあというのもあって、買ってしまいました。

買ったのはRyzen 7 5700X。これまで使っていたのがRyzen 5 2600なので、世代で言うと2世代アップ。6コア12スレ→8コア16スレへ。それでいてTDPが65Wという低め設定。感覚的にエンコードスピードが2倍くらいになるかなあという期待の元買いました。35,000円(2022年9月時点)。

実は使ってるマザボが古くてASUS TUF B450-PLUS GAMINGというもので、マザボリリース当時はRyzen 5000シリーズなんてなかったのでサポート外かなーと思っていたんですが、ASUSはじめ各社BIOSアップデートで5000シリーズを対応し、こういうのもあって最後のAM4対応CPU購入へと至りました。

というわけで、まずはマザボのBIOSアップデートから。ASUSにはEZ UpdateというBIOSアップデートツールがあるので楽ちん楽ちんなんて思っていたんですが、これがほんとに役立たずということが分かり、何度やっても「おたくの使ってるBIOSは最新だ」と言って、5000シリーズ対応のBIOSをダウンロード出来ず。結局ASUSのページに直接アクセスしてBIOSをダウンロードして、DelキーでBIOS設定画面に入り、マニュアルでのBIOSアップデートを行う必要がありました。

↓BIOSアップデート中の絵

手順はともかく、大きなトラブルなくBIOSアップデートも完了☆

で、CPUを換装します。グリスも塗って事無く終了☆

そしていよいよ起動! 一部のユーザーで聞かれると思うんですが、fTPMを有効にするかどうかというメッセージがOS起動前に表示されます(スミマセンスクショ取り忘れました)。なんだっけこれ??と調べてみるとCPU交換前からBitLockerを有効にしている方以外の方には大きな影響ないっぽいので、とりあえずYを選択します。

メッセージはこんな感じ

“Press Y to reset fTPM, if you have BitLocker or encryption enabled, the system will not boot without a recovery key(Yを押すとfTPM情報をリセットします。BitLockerや暗号化を有効にしている場合には、リカバリーキーがないとシステムは起動しません)

Press N to keep previous fTPM record and continue system boot, fTPM will NOT enable in new CPU, you can swap back to the old CPU to recover TPM related keys and data”(Nを押すと現在のfTPM情報をそのまま利用しシステムを起動します。fTPMは新しいCPUでは有効にされないため、以前のCPUに戻してTPM関連のキーやデータを取得することが出来ます)

BitLockerを有効にしている方は、一度BitLockerを無効にしてからYを選択するか、BitLockerの回復キーを手元に用意して作業を進めます。パーソナルユースだと暗号化しているケースはあまりいないですよね?

で、Windowsも無事に立ち上がり、いくつかソフトはライセンス再認証が走りましたが、特に大きなトラブル無く作業は完了☆

で、ぶっちゃけ速くなったのか???

はい、かなり速くなりました。

また細かいベンチはこちらのページに追記しようと思いますが、まずプレビューがかなり速くなりました。マルチカムでも常に60p出るようになり、長年の不満だったAEのとあるプロジェクト、これもようやく30pでプレビュー出来るようになりました。

全く個人的なんですがAEのプレビュー30pは「ようやくここまで来てくれたか」という感でいっぱい。最初にAEを使い始めたのが今から10年ほど前ですが、そのときはプレビューが数フレームしか出なくて「AEってほんと重いなー」というところから始まったわけですが、いくらCPUを変えてもグラボを変えてもAEだけはかたくなに30p出なかったんですね。それがようやくここで30p出るようになってほんと感無量(笑)

動画編集やってる方なら分かると思いますが、動画編集の大半は編集作業で、エンコードは全体量の10%とか20%くらいの作業時間。まずは素材を確認して、in-out決めて、色調整や文字乗っけたりして、音も調整し、んで最後にエンコードなので、エンコードが速くなるのももちろんありがたいんですが、大半を占める編集作業がストレス無く行えることがより重要。以前こちらにも書きましたが、2600と5700Xではターボ時の周波数が違ってて(2600は3.9GHz、5700Xは4.6GHz)、それとコア数増加のおかげかかなりプレビューがスムーズになりました。

以前、Intel i5 2500からi7 3770へ変えたときも同様にプレビューがかなりスムーズに。上位CPUへ変えることでこのへんの効果がかなり期待出来ます。

もちろんエンコードも速くなりました。素材やフォーマットにもよりますが、だいたい1.5~2倍速へ! また時間あるときにこちらのシートに追記します。

35,000円かけてこの効果というのをどう見るかというのは人それぞれですが、動画編集やるんだったらやっぱCPUにお金かけた方がいいかなーと。グラボ交換ももちろん効果ありますが、こちらにも書いたようにやっぱCPU交換のほうがコスパいいです。特に最近おちついたとはいえまだグラボ高いですし。

ちなみにRyzen 7000シリーズはさらにCPU周波数が上がってるし(どれも5GHz越え!)、より動画編集に向いてるのかななんて思ってます。ただTDPも上がってるようなので発熱が気になりますけどね(Ryzenって一般的に発熱多くないですか??) 私はもう数年これで進めて、8000シリーズ?とかが出てきたらまた考えようかな。

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