初めてのバイク工具選び
はまる人にはどっぷりとはまってしまう工具選び。ホームセンターで身近に目にするものから、未だ見たことも使ったことも無いような高級輸入工具までまさにピンキリ、値段もピンキリでどっからそろえるべきか迷います。
自分の経験も含めてオススメしたいのが下記。もし、いま何も所有していないという方でしたら
- まずはバイク用ツールセットを手に入れよう
- 一流メーカーのものを買おう
- ネットで買おう
がいいかなと思います。
工具に関してはいろんな方がいろんなブログ等でいろいろ紹介してますので敢えてここでは書きませんが、webikeの記事がまとまってたのでご紹介。
一個だけコメントすると、最初に買うのは9.5とか3/8というのがいいです。これは差し込み口の大きさのことですが、これ以外には12.7というのもあるのですが、まずは9.5mm(=3/8インチ)を買うのがいいと思います。
ここでもまず紹介されているのがバイク用ツールセット(KTC:ライダーズメンテナンスツールセット、webikeで2万円ほど)です。私もこれ持ってます(昔に買ったのでセット内容は少し変わりますが)。これがあると自走時のミラー取り外しとか、簡単なメンテナンスが出来ます。大きさもそれほど大きくなく、ツーリング時にも携帯できるので(重さはそれなりにありますが)、おまけ程度の車載工具からのステップアップにちょうどいいと思います。
で、その次のステップアップですが、webikeのさっきの記事だとソケットのセットを案内していますが、個人的にはこれは飛ばして、次のツールセットにいったほうがいいと思います。webikeの記事にあるようながらがらっと引き出しを開けるタイプのものでもいいし、これだとちょっと大きすぎるという場合にはいわゆる工具箱っていうような観音開きのものもあり、多少こっちのほうがコンパクトです。
webikeではSIGNETというメーカーの4万円ほどのツールセットを案内していますが、ネットで探すと同様のレベルのKTCのものが4万円台で購入できます。例えばエヒメマシンだと引き出しタイプや観音開きタイプ、TONEだと例えばアマゾンでこれ。ちなみにTONEはふるさと納税の返礼品としてもゲットできますので、こちらもあわせてどうぞ。
で、これが揃うとひととおりの整備は出来るので、あとは足りない物をホームセンターで買ったりとか(例えば細くてながーいドライバーとか)、ワイヤリング用のプライヤーとか、トルクレンチを買ったりとか、アクスル用の12.7mmの大きいソケット等を買い足していけばいいかなと思います。
トルクレンチを買う場合には、バイクだとだいたい20〜120Nmくらいのが必要になりますが、10-50と30-140とかいうのの2本を揃えた方がいいです。たまに1本で20-110Nmまで対応!とかいうのもあるのですが、20くらいの微妙なところの精度があまりよくなかった経験があるもので。対応範囲がとても広すぎるからか、上限下限のギリギリの数値のところはあまり使わないほうが無難なんだろうなと(例えば20-110だと30-100くらいに思った方がいいです)。
最近では工具をネットで安く買えるのでほんといいと思います。80-90年代だとKTCのツール一式揃えるのに10万円近くかかっていたような。もちろんいまでもネプロスとかSnap-on, Mac Toolsとかはもう高くて高くて、お目にかかるのもなかなかないというものですが、ここまで高級なものとはいわずともKTC, TONEあたりで揃えておいた方が無難だと思います。
TONEはバイクや車のレーシングチームも運用していて、使ってみようかな?と思いたくなります。
今でも覚えていますが、昔ホームセンターで買った六角レンチセットの精度が悪くて、穴に入らなかったり、入るけどガタが出て穴がなめかかったりとかいうのがありました。これに懲りて、多少高くても一流メーカー、名の知れたメーカーのものを買おうと思ったものでした。それでもタイヤより安いし。タイヤは1シーズンに数回、工具は一度買えば一生モノ。
以上、参考になれば。