タイヤウォーマーは何分かけるか?

先日サーキットでウォーマーの話をしている時。タイヤウォーマーを初めて使うという知人が「ウォーマーって何分くらいかければいいですか? 10分くらいですか??」と聞かれ、「え?」って。

でも自分も最初のころはよく分からなかったなーと思って、ウォーマーの使い方について書きます。

  1. タイヤウォーマーはサイズに合った物を買う
    • 当たり前なんですが、いろんなバイクを持ってるとこれがなかなかやっかい。普通の大きいバイク(17インチタイヤ)には17インチ向けを、NSFやGROMなどの12インチタイヤには12インチ向けを買いましょう。
    • かつ、17インチ向けはサイズ(太さ)があります。250cc向けは細く、600/1000cc向けは太いです。厳密に言えば600ccと1000ccで太さが違うんですが、そこは代用している方が多い(と思います)。
    • タイヤウォーマーはいろいろあるので、以前書いたこの記事を参考にしてください
  2. タイヤウォーマー使用時間はだいたい30~1時間
    • これはお好みによりますが、一般的には「ホイールの内側に熱が伝わるまで使う」と言われています。タイヤを暖めて、その熱がホイールに伝わって、ホイールが暖かくなってるのを確認して、タイヤもしっかり暖まってると判断します。
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  3. ウォーマーには電源とスタンドが必要
    • これはしょうがないです。なので必然的にウォーマー利用にはトランポが必要。電源はサーキットのいろんなところから取れます。ピットはもちろん、筑波だとS字のトイレとか、アジアコーナーのスタンドあたりとかからもとれます。ただ毎回その場所を確保出来るとも限らないので、発電機必須。
    • もてぎの場合はだいたいピット埋まりきらないので、空いてるピットエリアに入ってしまえば電源取れます。
  4. 冬場はタイヤウォーマーを過信しない
    • ちょうど今頃の季節は外気温が5℃で路面はさらに低いということがよくあります。なのでウォーマーとった直後が一番暖かくてだんだん冷えていくというわけ。特に筑波だと左コーナーでするっと行ってしまいます。かといってウォーマーとった直後が最もグリップするというわけでもないので(外気温がそもそも低いので100%パフォーマンス出ない)、冬場はかなり抑えて走りましょう。
    • 路面温度っていろいろ不思議で、夏場は外気温より上がり、冬場は外気温より下がります。冬場の走りはじめって気温5℃、路面温度-2℃とかよくあって。路面温度のマイナス表記を見るだけで緊張感が高まります(笑)
    • ところで外気温が低いとそもそもウォーマーの発熱量が足りない(追いつかない)場合もあるので、そういうときは古いバスタオルや毛布を掛ける場合もあります。ただ、これは思ったより効果が高くて、割とぺらぺらの毛布やバスタオルでも思った以上に保温してくれて、タイヤがかなり高温になってしまうことがあります。私も一度やってしまって、タイヤ表面が触れないくらい熱くなってしまいました。熱の入りすぎに注意!
  5. ウォーマー使用後は必ず切っておく
    • これ、とても重要です。ウォーマーをタイヤに巻いてない状態でオンにし続けると危険です。走行前の手順として必ずプラグから抜いて、ウォーマーを外しましょう。

以上、ビギナー向けタイヤウォーマー講座でした☆

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