気温・路面温度・湿度・気圧
ちょっと大きめのサーキットに行けば、今日の気温、路面温度が掲示されてますが、筑波やもてぎのようなサーキットだとさらに湿度と気圧も掲示されてます。これってどう活かせば良いか未だに分からず、という話。
袖ヶ浦でもちゃんとあります。履歴はないけど。
気温と路面温度は割と分かりやすい指標。サーキット走行を始めたばかりの方でも、ベテランでも、これはまず見ると思います。
ちなみにこちらはとある7月のデータ。気温35度越え、路面温度も60度に届く勢い。
そしてこちらはとある12月のデータ。気温はようやく1度、路面温度は2度。冬は路面温度がマイナスというときもよくあります。
ただ、私もこの2つはよく見ますが、湿度と気圧はあまり気にしたこと無くて。このデータの見方が分からないんですよね。高いとどうなのかとか。
基本的にはこのへんはエンジンの出力に関係するデータとなります。いわゆる空燃比というやつ。以前こちらでも書きましたが、冬は空気の体積が小さいので同じ排気量だと空気をもっと詰められる=ガソリンももっと送れるということで、基本的には寒い時の方がエンジン出力は高いです。
キャブレターの場合だと気温に応じてメインジェットを替えないと全然思うように走ってくれません。これは割と気づきやすいと思います。私もDE耐(今のモトフェス)でAPE号で出るときはキャブレター仕様のため、夏開催と秋開催でメインジェットを交換してました。インジェクション仕様だとこのへんの気温による空気量の変化も吸収してくれるので、特に個別のセッティングは必要ないです(レース車でかりっかりに空燃比マップ調整かけている場合を除く)。
で、湿度も気圧もこのへんに関係があって(たぶん)、基本的には湿度が高い=空気中の水分が増えるので空気が薄くなる方向、そして気圧は高いと空気の量が増えるので空気が濃くなる方向になります。
しかしぶっちゃけ私レベルだと、湿度の高低、気圧の高低であんまりその違いを感じられなくて。気温の高低に比べると影響度が少ないんですよね~ もっとシビアな方々、全日本選手とかだとやっぱ気にするポイントだと思うんですが、私レベルだったらそんなことを考えるより、うまく走れるライン取りとかフォームとか、もっと直すところが多すぎて(笑)、それをまず先にやれと。
気温だけははっきり分かりやすい指標なので、これだけはいつも気にしてます。特にもてぎは長いのと地形がいろいろあるので、こっちは雨降ってないけど向こうは降ってるとかいうのがよくあります。あとアンダーブリッジもあってそこだけさらに冷えてるとか。掲示+自分で確かめるというのを心がけています。
これも電動化になると大きく変わるんでしょうね~ 空燃比という概念が無くなるので、湿度とか気圧って無関係になるのかな。