iPhone SEのバッテリーの減りが異常に早すぎる件
時々投稿する、バイクとは別の話。今回はiPhone SEのバッテリーの件です。
去年のちょうど今頃、iPhone 8+からiPhone SE(第二世代)に切り替えました。iPhone 8+で性能的には大きな不満もなかったんですが、サイズが大きくてタップしたいところに届きにくかったのと、大きいから重くて。やっぱ小さいほうがいいなーと思ってiPhone SEに変更しました。
性能面はあまり考えずに買ったんですが、iPhone SEってもともとバッテリーの容量が少ないというのを購入後に気づきました。新品おろしたての状態でも自分の使い方で1日持たない場合もあり。
まあサイズも小さいしそんなもんかなーと考えて大きな不満も無かったんですが、今年の春くらいからそんなに使い込まなくても1日持たなくなってしまいました。
よくよく調べてみると、バッテリーがだんだん減って残り20%くらいになったタイミングで強制的にシャットダウンがかかっている模様。「ん? なんでまだ20%残ってるのに電源オフになるんだ??」と思ってましたが、ま、こまめに充電すればいいかと言い聞かせてました。
それが徐々にひどくなってきて、30%くらい残ってるのにシャットダウンになり、さらに数日前には50%くらい残ってるのにシャットダウン。これは明らかにおかしい。
iPhoneの機能「バッテリーの状態」を見ても94%ということでなにも問題なさげ。そもそも1年くらいしか使ってなかったので、相当過酷に使い込んでいてもそんなにバッテリー状態は悪くならないでしょう。
うーん困ったと思い、似たような症状が出てないかネットで調べてみるんですが、どれも「バッテリーの寿命です」「バッテリー交換には○○○」とかいうのばかり。いやいや購入して1年くらいだから、バッテリー交換は早すぎでしょ??
困ったなーと途方に暮れて、でもさらにこの症状が進行してしまうといよいよ端末交換になることも考え、もしそうなってもいいように現状のバックアップを取ったのですが、結果的に言うとこの行動がたまたま功を奏したようで本件解決しました☆ そのいきさつを書きます。
iPhoneのバックアップはiCloudに行う方法とiTunesでローカルPCに行う方法があります。私はローカルバックアップしたかったので、iTunesを起動してiPhoneをつなぎました。
バックアップを行う際の便利機能として「ローカルバックアップを暗号化」というのがあって、これにチェックを入れると様々な個人情報まで暗号化してバックアップしてくれるので、復元するときに超便利です☆ 私は過去に何度かバックアップをとっていたのですでにここにチェックが入っていまして、今回もこれをオンのままバックアップを取ろうと考えたのですが、これをオンにすると復元時にパスワードを入れないと復元出来なくなります。パスワードで保護するので個人情報までバックアップ&復元してくれるという理屈ですが、肝心のパスワードが思い出せません。
パスワードを知らなくても新規バックアップは作れるんですが、復元するときにはそのパスワードを入れないといけません。つまりバックアップ出来ても復元出来ないというオチ! なんとかしてパスワードを思い出すべくあれやこれや試して見るんですがどれもハズレ。ちなみにiPhoneのパスコードは10回間違うと完全にロックされてしまいますが、このパスワードは何度入力してもロックされることはない仕様。なので総当たりでパスワードを解析してくれるツールも販売されてたりして、でもこのためだけにそんなツール使う気にもなれず、困ったという状態。
じゃあ今回は暗号化なしでバックアップすればいいや!と考えたところ、過去に暗号化ありでバックアップを取っている環境では、暗号化なしに戻す際にもこのパスワードを入れないといけなくて、詰みました。
となると最後の手段は、以前のパスワードは捨てて新しいパスワードを定義してバックアップを取るわけですが、これにはiPhone側で「すべての設定のリセット」というアクションが必要。名前からしていろいろリセットされそうなアクションで(笑)、そんな簡単に実行したくない訳です。「リセットってどこまでリセットされるのよ??」というのも意外とネットに公開されてなくて、だいたい「アプリは消えないけど、多くの設定がリセットされます」とかくらいしか書いてなくて。かなり勇気が試されるアクションでしたが、もうこれしか選択肢が残ってないのでこれをチョイス!!
で、結果的にこの「すべての設定のリセット」が良かったみたいで、いろんな設定が初期化されたときにバッテリー周りのなにかも初期化されたようで、それ以降はバッテリー残量50%でシャットダウンされることも発生せず、数%まで使い切れるような動作になりました☆ どういう理屈か分かりませんが、なにか私が以前行った設定が影響していたんでしょうね。これで晴れて本来のパフォーマンスに戻りました!
バッテリーの状態が良いのに想定以上に早く消耗して困る!という方、この方法で直るかも!(直らない場合もあるかもしれませんが)
(後日追記:充電の時間が以前に比べて伸びたような気がします。おそらく以前が短すぎたんでしょう。推測ですが、以前の%表示が実際より大きく出てた? 実際には50%くらいしか充電されていないのに100%とかいう表示になっていたのかもしれません)
あと、間違っても「すべてのコンテンツと設定を消去」を選ばないようにご注意ください!!これをやっちゃうとほんとに綺麗サッパリ消えてしまいます。
以下、「すべての設定のリセット」を実行してリセットされてしまった設定について、覚えている範囲で書きます。初期化をしてもアプリやデータは消えず、iPhoneの設定を「もう一度し直す」というものだけです。
リセットされたもの
- iPhoneの名前
- 各種通知の設定(初期化されるので、次回アプリを起動したときに「通知を許可しますか?」聞かれる)
- 各種アクセス権の設定(写真にアクセスしていいか?とか)
- 壁紙
- 一部Wifi設定(リセットされたのとされないのがあった。なぜ?)
- ウィジェット設定
- ネットワーク設定の細かい設定(マニュアルでなにか設定している場合)
- 時計のアラーム設定、ワールド時計設定
- キーボード(どのキーボードを使うかという設定。ユーザ辞書はリセットされなかったです)
- テキストサイズ
- など
リセットされなかったもの
- Apple ID
- 言語と地域
- どのアプリでモバイル通信を許可するかという設定
- Bluetoothの「自分のデバイス」
- アドレス帳、メモデータ、写真、動画
- アプリ情報(LINEやインスタの各種設定とかつながりとか)
- メール設定
- など