新型Street Triple S (660cc)

私のストトリ675(2014モデル)の後はストトリ765と排気量アップとなって、そのぶん馬力、トルクも上がりましたが、筑波TTのカテゴリー的にはNM(390ccから740ccまで)からNB(無制限)となるため、うーん微妙と思っていました(そんなこと気にする人間はごくごく少数だと思いますが)。

ここへ来て、ストトリ660というのが発表になりました。これはストトリ765登場とともにすでに存在していたモデルでしたが、日本には未導入という状態でした。そして2020年になって765/660ともに新型になり、日本でもついに660が販売される流れとなりました。

数字のとおり765の弟的存在なので、以前あったストトリ85というものに近い位置づけだと思います。エンジン出力もマイルドになり(95PS、ストトリ765は123PS, ストトリ2014は106PS)、サスはSHOWA/SHOWAでおそらくフルアジャスタブルじゃないと思いますが(ストトリ765はSHOWAフル/オーリンズフル、ストトリ2014はKYBフル/KYBフル)、そのぶん値段は999,000円(たぶん税別)とギリギリ100万円を切っています。

仮にこれで筑波TTに出るとなると、パワーが10PSほど下がるのできついのはきついでしょうが、回しきる感はこっちのほうがあるかもしれません。またライドバイワイヤとなり、ROAD/RAINという走行モードも付くとのこと。

一方、公開されている写真からだとよく分かりませんが、おそらくサスの調整がほぼ出来ない件、レース参戦まで考えるとこっちのほうが厳しいかなー。私もサスセッティングはまだまだ詳しくないですが、そういう人こそ調整式サスが必要だと思ってます。サスセッティングを完全に分かりきってる&整備も出来る方はバネ、オイル、油面高を変えてバッチリセッティングが出せると思いますが、私のようにフォークオイル交換もやったことないような人間には、カチカチカチとダイヤルを回してすぐフィーリングが変わる調整式がありがたい。まーストトリSでレース参戦を考えるような方はごく少数派だと思いますが。これはストリートが似合うバイクですね。

見た目で言えば、つり目はいよいよLEDとなり、よりスパルタン?なつり目になりました。ここは好みの分かれるところでしょう。

ちなみに対抗馬となるのはヤマハMT-07あたりでしょうか。これは720,000円と割安感はありますが、フロントフォークは正立、パワーも73PSと、単純な比較はできません。MT-09だと3気筒同士ですが、排気量も車重も上がるのでこれも比較が難しい。

MOTO2エンジン効果なのかマーケティング効果なのか、はたまた販売網の整理成果なのか詳細はわかりませんが、トライアンフモーターサイクルズジャパンの販売実績は順調に伸びているそうです。私はそれにはなんの力添えも出来ませんが、今年も引き続き筑波TTやMAXへ参加していきたいと思っています!

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