USB電源取り付けました(ストトリとWR250R)

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最近はカメラ、スマホなどなんやかんやハンドル周りに付けることが多くなったと思いますが、ハンドル周りにUSBの電源なんて標準装備されている訳でも無く(最近新モデルで徐々に増えてきましたよね)、かといって満充電しておいても意外と早く無くなるので(特にスマホを地図にしたときとか)、後付けUSB電源を付けてみました。

正直言って、電源周りの知識やバイクカスタムの技量も初心者レベルなので、それなりに見てみてください。

WRはともかくサーキットしか走らないストトリにUSB電源なんている??? とかいうツッコミはなしで!

USB電源を付けるときの課題ってだいたい

  • どこにつけるか
  • どこから電源を取るか

に尽きると思います。でも最近はいろいろ考えられた商品が用意されていて、想像していたよりは簡単に付けることが出来ました。

まず付ける方。商品によってタイプが大きく変わります。まずは下のようにUSBコネクタに近い形状のもの

あと、ハンドル周りにとけ込むタイプ。言葉だとうまく書けませんが、下みたいなもの。デイトナ製のものだと「スレンダー」と呼んでいるタイプ

どっちがいいかなーと迷いますが、どちらも一長一短あります。まずUSBコネクタっぽいもの。これは取り付けの自由度がぐっと上がります。付属のゴムバンドでハンドルバーにも付けられるし、両面テープ等でカウル内部に忍ばせることも出来ます。一方、取り付け方にもよりますが、ハンドルバーに付けると「いかにも後付けしました」っていう見た目になります。

一方スレンダータイプの場合、これはウインカー類と同じような見た目になりますので、とってもとけ込んでいます。違和感ありません。しかし取り付けには注意が必要です。というのも上の写真を見てもらえれば分かるのですが、ウインカースイッチASSYとクラッチレバーのクランプの間に忍ばせることになるのですが、そうするとクラッチレバーがこのスレンダーの太さ(厚さ)だけ内側に入るので、クラッチレバーとウインカースイッチASSYが干渉してしまう可能性があります。後でも書きますが、実際私のバイクだと少しですが干渉してしまいました。クラッチが切れないほど干渉している訳ではないですけど、クラッチを握りこんだときにはっきり「カチッ」と当たるんですよねぇ。

またたいていの場合は問題ないですが、ハンドルバーの太さが一般のものと違う場合、うまく付かない可能性があります。私も知らなかったんですが、ハンドルバーってだいたいどのバイクも同じ太さだそうですね。なのでたいていはつけられますが、ハーレーとか一部例外の太さがあるようで、製品によってはハーレー可とか不可というものもあるそうです。

次に電源をどこから取るか。これも今はいい製品が出ていて、フロントのブレーキレバーから分岐する方法があります。これも私は知らなかったのですが、フロントブレーキを握っている・いないを判断するためのスイッチ(っていうですかね)は、だいたい下記のようなコネクターになっていることがほとんどだそうで、USB電源キットを買うとこれを分岐させるコネクターがセットになっています。これは超便利。

しかしこうなっていないバイクもやっぱあって(例えばWR250Rはコネクターではなく直接はんだ付けされているイメージ)、そうするとこの方法が使えません。で、次に検討したのがヒューズボックスから取り回すという方法。ヒューズボックスから電源を取るっていうのは伝統的に行われている加工ですが、最近はヒューズと分岐コードがくっついたような部品がエーモンから出ています(下記)。これを使うと半田付けとかしなくても簡単に分岐ができます。今回は10A版をチョイス。

というわけで、さてやってみようということなのですが、当初はWR250Rにつけて古いスマホでナビ代わりにしようかなーと思っていて、で、フロントブレーキのスイッチから取れるんだったら楽じゃん!と思って買ってみたら、前述のとおりWR250Rはその方法が使えず(コネクタがなくて半田付けされてるので)っていうことに気づき、しょうがないのでそれをストトリに付けました。こちらはフロントブレーキから取れて、で、付属のゴムバンドでバーハンドルの空いているところ見つけて取り付けました。

もう一度同じ写真ですが下記のようにつけました。

で、WR250Rリベンジしようと思い、じゃあ違う製品を選ぼうと思って今度はスレンダータイプをチョイスしてみたんですが、これが上に書いたように、クラッチレバーとウインカースイッチASSYが干渉してしまうんです。。。なんとかこのへんだったら干渉量も少ないかなというところを見つけ、とりあえず完了です。

干渉するんだったら、ウインカースイッチとクラッチクランプの間に忍ばせるんじゃなくて、クラッチクランプのさらに内側というか右側に忍ばせればいいんじゃない? と思ったのですが、それは物理的に無理。クラッチケーブル自体とこのスレンダーUSBがぶつかって入りません。スレンダーなぶん、意外と縦に大きいんです、これ。(薄くて平べったいんだけど、そのぶん広いというか、長いというか)

こちらは電源取り回しも少し工夫しないといけなかったですが、先のヒューズ+分岐線みたいなので対応して完了。厳密にはヒューズボックスのふたに少し隙間が出来てしまいますが(分岐線の太さ分だけの隙間、数ミリくらい?)、まあ大きな問題になるほどの隙間でもないと判断し、特に加工していません。

強いて言えば分岐線をヒューズボックス下のほうから取り回すようにした程度。ヒューズボックスは斜めに傾いて付いています。ふたを閉めて分岐線を出す場合、ボックスの4辺のどこかから取り出しますが、上側の辺から出すとヒューズボックスのふたの隙間から雨が入る可能性があるかなと思って。まーヒューズボックス自体がそれほど強力に防水加工してあるものでもないのですが、いちお出来る工夫はしておこうかな程度です。

ヒューズは10Aのところ(シグナルヒューズというもの)を抜いて、さきのエーモンの部品を入れます。WRの場合10Aは1つしかないのですぐ分かるはず。

アースはどこかそのへんの電流流れてそうなフレームとかナットあたりに付けて完了。

これでWRだとツーリング、ストトリだとカメラやラップタイマーの電源に活躍しそうです!

補足
自分も知らなかったのでヒューズについて少し補足。
最近のバイクだとミニ平型ヒューズというのを使っていると思います。で、エーモンからはこれに線が1本ついたようなものが売っていて、今回はそれの10A版を利用しました。とても便利な部品なんだけど、難点は対応アンペアごとに製品が分かれていること。5Aのものを買ったら5A用にしか使えません。一方、エーモンからは別の似たような製品も売っています。それがこれ。

これだとあらかじめ刺さっていたヒューズを抜いてこの部品を差し込み、さっき抜いたヒューズをこちらに差し込んで使うという感じになっているため、対応アンペアがとても広いんです。「おーこれ便利じゃん!!」とか思ってこちらを買ってしまったのですが、これはヒューズボックスに刺す側の部分の背がとても高くて、、、これを付けるとヒューズボックスのふたが閉まらなくなってしまったのです。さすがにふたなしだと雨で即ショートになるのできつい。ふたはしたい。

で、どうしよーと思ったときにさっさと今回買った部品にたどり着けばよかったのですが、「ヒューズボックスのふたを無加工で付けるには、もっと背の低いヒューズが必要」とかいう方に考えが進んでしまい、いろいろ調べると低背ヒューズ(ていはい)というのが売ってることを発見。「このネーミングだったら背も高くないはず」とか思って買おうと思ったのですが、、、これは別の規格のヒューズだそうでミニ平型のところに刺せないんです。買う前に気がついてよかったー。(最近の車はこれになっているようですね)

で、最終的にミニ平型+1本で対応アンペアのものを買って、無事終了となりました。

ご存じの方には甚だ初歩的なコメントになりますが、もし参考になればと思って補足です。

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