CCPラジコン修理
バイクとは関係ない話、もう一つ。子供のラジコンが壊れました。子供向けラジコン(いわゆるトイラジ)で有名なメーカーCCPのラジコン、これで3回目の不具合。1回目は(これはどうしようもないんだけど)とある駆動系の部品を物理的に壊してしまって走行不能に。2回目は電子部品が壊れて走行不能。で、今回が3回目。これも電子部品不具合でそもそも操作ができなくなってしまいました。
CCPの良いところは、カスタマーサポートがしっかりしていて、「壊れたんだけど」と電話で聞いたところ「現物を送って下さい、見てみます」というお返事。見積もりのためにかかる送料や、その後教えてくれるであろう修理費を考えると買い直した方が安いかもと思い「だいたいいくらくらいかかりそうですかね?」と現物見てもない状態で聞いてみると、確かに買い直すよりはだいぶ安い感じの修理概算。で、実際に後日送ってからCCPから連絡があって「○○円です。で、部品交換ではなくて全体交換になります」というお話でした。まあ全体交換っていうのもあるよね、でもそれでも買い直すよりはだいぶ安く収まりそうだったので修理を依頼しました。
で、修理完了の連絡をいただき、送り返してもらった箱を開けてみたら、全体交換なんだけど、なんと新品パッケージ商品が送られてきました。要するに本当にパッケージ含めて全体交換。そうくるか。でもそのおかげでまた遊ぶことが出来ました。
で、2回目は電子部品故障。そしてまた電話して修理依頼して、修理費を払って、また新品が送られてきました。
この対応はもちろんありがたいんですが、累積の送料、修理費を考えると、そろそろちゃんとしたラジコン(タミヤとか京商の)を買った方が修理の幅も広いので、次壊れたらそうしようかなーと思っていたところ、また壊れてしまいました。今回も電子部品故障。数秒動いて止まってしまう、電源を切ってしばらくおいてからまた電源を入れると走るんだけど、数秒してまた止まる、の繰り返し。いよいよCCP卒業か?!
でも新しくタミヤを買うにしてもそこそこお金かかるし、かといって直してもらってもまた電子部品が壊れるのがオチかもと思い、家にある自分のラジコンのプロポ(サンワ)が使えないか、ということで、以下、奮闘した顛末を書きたいと思います。
CCPのラジコンは、送信機はタミヤとかのラジコンと同じホイール型、2.4GHzという規格なのでサンワとかのプロポと同規格ですが、受信機側の構造が違っていて、サンワとかのように「レシーバー」「アンプ」「サーボ」をコネクターでつなげるというふうな構造ではなく、1枚基盤の上にレシーバー、アンプ、そしてサーボの一部が乗っかっています。
私の思惑としては受信機側をごっそり入れ替えればなんとかなるのでは?と思ったのですが、レシーバー、アンプはなんとかなっても、サーボがどうにもならない状態。下写真のようにサーボという部品ではなく、サーボパーツが独自レイアウトで配置してあり、かつサーボのコントロールも1枚基盤側にある始末。要するにCCPラジコンに付いているサーボをサンワレシーバーに繋ぐ方法がないんです。レシーバーとアンプを移植してもサーボのコントロール部がないから繋がらないし、サンワサーボに置き換えることも出来ない。困った。
ちょっと立ち戻って、サーボってそもそもどういう仕組みで動いてるんだっけ? と考えて調べてみると、いわゆるラジコンサーボの動作説明をしているサイトも結構あって、どうやら駆動用のモーターと、角度検出センサーで成り立っているっぽい。CCPの現物を見てみても、確かにモーターとセンサーがありました。とすれば、安いサーボからサーボのコントロール部品を取り外し、CCP側のモーターとセンサーにはんだ付けすれば何とかなるかも??と思い、以前ちょっと使ったことのある激安サーボSG90(300円くらい)に犠牲になってもらい、基盤を取り出して、たぶんこうだろうという配線を半田付けしてみたら、どうにか動くところまで来ました。
下記は移植後の写真。テープで巻いてある小さい基盤が今回移植した部品で、中央の垂直に見える基盤がセンサー、その下は駆動モーター、それらの配線を小さい基盤に半田付け。
あとはアンプとレシーバーを無理矢理両面テープで配置して、いちおなんとか動くところまでは来たかなというところです。全く別物のサーボ同士の二個イチですが、意外と動くもんだなーと妙に関心。
ただ、サーボのニュートラルが合っていなくて、プロポ側の微調整トリムで合わせたのですが、あと少し合わせきれず、わずかに左に走っていくという状態(苦笑) あと舵角も気のせいか少ない感じが。まあ子供のラジコンなのでこれで我慢してもらうとして、もっと興味があればタミヤとかのラジコンにステップアップ、という流れですね。
余談ですが、私も小さい頃ラジコンにはまってて、その過程でいっぱい壊したし(笑) でもこういう経験がいまのバイクの整備に繋がったのかも。これ以上回すとねじ穴がばかになるとか、しめるときは対角線とか、グリスはこうで、とかとか。子供にもいろいろやらせて、もし壊しても怒らず(これ重要!)見届けようかなと思います。
(後日追記)その後やっぱり壊れてしまいました