真夏のちょっとDE耐出走〜そしてエンジンブロー

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連日うだるような暑さの中開かれた「ちょっとDE耐」。例年11月開催でしたが今年は7月15日開催。予想最高気温は35℃。日なただと40℃超のなか、3時間半の耐久レースにチャレンジしてきました。

去年のちょっとDE耐は1人100分の1交代で入賞を手にしましたが、今年は真夏の開催、鈴鹿8耐でも60分程度で交代するし、素人が真夏に100分も連続走行したら体が危ないでしょ?? ということで、1人50分の3交代としました。

いろんなレベルの方が参加するDE耐。今回もこれが初めてのレースという方も一定数居たのではと思いますが、この「ちょっとDE耐」というネーミングがくせものです。「ちょっとDE耐」は通常の「DE耐」とレギュレーションが異なっています。最も大きいのはDE耐の7時間半に比べ、ちょっとDE耐は3時間半と半分となっているため、一見参加敷居が低そうですが、一方でDE耐にある使用ガソリン量はちょっとDE耐では無制限、ピットストップもDE耐の10分から3分へ短縮というのもあり、言い換えれば3時間半のスプリントレースとなっています。ぜんぜん「ちょっと」じゃ無いのが実情。

つまり、3時間半をがちで走りきる、かつ少ないピットストップのほうが有利、というわけで100分1交代という作戦が有利なわけですが、ニュースで「外出は控えるように」「屋外での運動は控えましょう」と言われている中、果たしてどんな作戦でいくか?というのが、いろんな意味で重要な訳です。チームメイトと「何分でいこうか?」と議論を重ねた結果、50分3交代となりました。

で、ここで完全に見落としていたのがマシン自体の耐久性。タイヤやブレーキパッド等の確認、そして各部の増し締め等は確認をしましたが、11月の時とは比べものにならないくらいの熱量となるわけで、エンジンには相当な負担がかかるということをすっかり失念していて、マシンの熱対策を全くしてきませんでした(一応オイルクーラーは付いてますが、真夏開催のための対策という意味で考慮していなかったという意味)。

結果、人間が音を上げる前に,マシンが音を上げてしまいました。2時間ほど走ったところでエンジンブロー。幸いビクトリー手前で発生し、後続を巻き込むこともなくそのまま惰性でピットロードに入ることが出来ました。

まだどの程度深刻なブローだったか分かりませんが、おそらくシリンダーヘッド、ピストン、バルブ系はダメでしょうね。クランクまで行っているとなるとだいぶ深刻。

最後、トップがチェッカーフラッグをうけた所で、マシンを押してでもいいのでピットレーン上のゴールラインを通過するとゴールと見なしてくれるルールがあって、完全にいってしまったマシンを手押しで押してなんとかゴールは出来ました(笑) リザルトを見るとフィニッシュライン通過中最下位(笑)

いやーある意味耐久の醍醐味というか、夏の耐久ってこういうことなんだといろいろ理解できました。

鈴鹿8耐も近づいてきましたね。人、およびマシンの熱対策って念入りに行われているんだろうなーと思った一日でした。

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