筑波TT in September NMクラス振り返り(マシン編)
今回で4度目のエントリー、そして2017年最後のレースだったのですが、レースに挑戦するときから「2017年中には5秒台に入ってるといいなー」という目標で挑んできました。残念ながらその目標には届かなかったものの、ひとまず十分な結果は残せたかなと思っています。
タイヤは天候も問題なさげなためスーパーコルサを選択。フロントSC1、リアSC2という組み合わせ。ある意味これが定番の組み合わせのようで、フロントはSC2に比べてSC1のほうが剛性が高いと言われています。進入のふんばりは効く一方、固いため熱は入りにくいということで、寒さにはあまり強くないとのこと。そして熱が入ったときのグリップはSC2よりも上。最近ウォーマー無しで走ることはほぼないので、今回はこれをチョイス。
そのおかげか、特別スポーツ走行で皮むきをしてきたのですが、曲がる曲がる。ぐいぐいインに付いていくため、軽く走って7秒台が出たところで、タイヤ温存のため終了。まあこれは交換前がライフ終わったSC2だったため(TT in Aprilのときに交換したタイヤ)、どんなタイヤを履いてもそう思うのかもしれないけど、交換前とおなじ感じで入っていくとすぐにイン付きしてしまうため、結果的に変なラインで走行してしまう始末。やっぱ新品タイヤはいいね!
それで予選に挑み、3周目くらいからアタックをしたのですが、なかなかクリアが取れず詰まってしまい、途中何度か右側走行で間隔を空けながら走行。(偉そうなことを言うつもりは全くないのですが)テリーのバイクは直線の伸びが弱いのでインフィールドで稼ぐ乗り方になり、そうなると他の速いライダーの方と割と近いペースでインを走ることになり、詰まる、という流れ。それで何度か様子を見ながら走行したのですが、前半に出した6秒2というのが結果的にベストとなりました。
正直なところ、もうちょっとうまく間隔が空いてれば5秒台いけたかなーと思います。上の映像が6秒2のときなのですが、最終途中まで流して走っていて、その後のベストなので、最終をもっと攻めてればもうちょっといいタイムになったと思うし、他にも思うところはいろいろ。ただ雨でなかなか練習が出来なかったことを思うとまずは十分なタイムだと思います。
そして決勝、これがなかなか難しい。天気に恵まれ気温はぐんぐん上昇し、路面温度も50度近く。スタートは難なく決めたのですが、その後トラブルがあって(これについてはまた後日書きます)順位を大きく落とし、その後は抜きつ抜かれつで、結局予選より着順を落としてのゴール。ベストは6秒6でした。
さてこれで2017年の挑戦は終わったわけですが、5秒は見えてきたので、さらにどうやって4秒とか3秒に入れるか?ということを考えるフェーズに来たとも言えます。3秒って全然見えないんだけど(笑) 来年の4月までまだ十分時間があるので、いろいろ検討していきたいと思います。
しかしそろそろ抜本的にバイクに手を入れないといけないのかもしれませんね。これまでスタンダードから変えた部分は
- マフラー (SC-PROJECT)
- エアクリーナー (K&N)
- サブコンみたいなの (AFM)
のみ。マップもまだ書き換えておらず、足回りは純正、シートも純正のふかふかのやつ。ギア比も純正のまま。しかも実はまだETCもグリップヒーターも付いてて街乗りOK(笑) いちおコンセプトが「街乗りバイクでレース参戦」なので。でもそろそろ抜本的にやらないと限界かなーと。
一つ大きなところではカムシャフト交換というのがあります。Street Tripleはデイトナと同型のエンジンなのですが、馬力は15馬力ほどデイトナのほうが高いです。これがカムシャフトだったりマップだったりします。カムシャフトはデイトナのほうがいわゆる「ハイカム」仕様。これに変えれば直線の伸びがだいぶ出ると思います。でもそこまでするのか??という迷いもあって(金もかかるし)。
というわけで、これからオフシーズンどういうふうに過ごそうかなーと思いますが、まずはマシンまわりの振り返りです。