Virtual Race 4: MotoGP™ and MotoE™ races at Misanoリザルト
バーチャルレース第4戦、今回は日本からは再び中上が参戦! そしてロッシも再び参戦! 他はすっかり上位固定になりつつあるマルケス兄弟、クワタラロ、ビニャーレスなどなど。
レース前には中上は「今回はカミカゼやらないよ」と言ってましたが(前回中上が参戦したときに、マルケス兄弟を転倒に巻き込んでしまい、マルクから「Japanese Kamikaze」とツッコまれていた)、さてその結果は。
第1戦のときよりみんなゲームがうまくなってきていて、今回、特に上位陣はかなり本番ぽいレース運びとなりました。第1コーナーでの多重クラッシュは相変わらず発生しますが(笑)、後半は淡々と周回を重ね、各ライダー「いかに転倒せずにゴールするか」というのに徹していました。
ライン取りもかなり実車っぽいなーと。例えばコーナー進入前にゼブラに乗ってから入るとか、立ち上がりもオーバーランすることが少なくなったような。
後半、クワタラロ、マルケス兄弟、ロッシという順位で周回を重ねます。ロッシが表彰台に登れるか??というところでアレックスとクワタラロが痛恨の転倒(アレックスが突っ込んだ?)。アレックスは早めに転倒から復帰したのですが、クワタラロは手こずってしまい、その間にロッシがクワタラロをパスして3位に浮上。
最終周回はマルク、アレックス、ロッシという順番。そして最終コーナーに進入したときにアレックスがマルクのインを指し、そのまま立ち上がってアレックスが優勝~ 実戦でマルクが何度も見せてきた「最終コーナー」で逆に弟に指されてしまうという結果に。
試合後のインタビューではマルクは「ブレーキを強くかけ過ぎてしまって、外側に流れた(そして弟にインを指された」とのこと。「兄弟で1,2を取れたのは最高☆」とは言うものの「最終コーナーで負けたくないよなー」と本音も。
逆にアレックスは「最終コーナーは早めにブレーキをかけたんだ、マルクは逆だったけど、そしたらマルクのバイクがフローティングで外側に流れたんだ、なので勝つことが出来たよ」と冷静な分析コメント。ここで兄マルクがたまらず「ゲームの世界では優勝を認めるよ。でも実車だと違うからなっ」と兄貴っぷりなコメントに「わかってる、わかってる」と。マルケス兄弟のリアリティを見た気がしました(笑)
途中までトップを走っていたクワタラロは実況者から最後のアレックスとの転倒について「残念だってねー」と声かけられるも「バレンティーノに表彰台を譲ってあげたんだ」と余裕のコメント(笑)
ということでアレックス、マルク、ロッシという着順でした。アレックスは今回で唯一2勝を挙げています。中上は8着で、今回はカミカゼは起こらなかった(起こさなかった)ようです。
この後motoEのレースも行われました。motoEもゲームの中にちゃんと存在して、実車さがらの「キーン」という音でレースを進めていました。電気で動くバイクを電気で動くゲームで操作するという、なんとも不思議な感じ。8耐常連のドミニク エガーターは苦戦してました。
日本でも首都圏の緊急事態宣言解除が5月最終週とか6月からとか言われ始め、またヨーロッパでは徐々に行動制限が緩められていますが、motoGPのサイトを見てもまだ本番レース情報は上がってきていないようです。日本では日毎の新たな感染者数が100人を切っていますが、スペイン、イタリアなどは未だに数百人規模で毎日増えているようです。それでもピーク時(3月末、毎日数千人規模)に比べたら遙かに減ってはきているようですが。まだ楽観視は出来ないですね。
そんな中、motoGPサイトで新たにフリーで見られる動画がアップロードされていて、その中に阿部ノリックの1996年鈴鹿GP優勝のが上がっていました。youngest-ever Grand Prix winnersという企画でノリックやロッシの初優勝レースのプレイリストがフリーで公開されています。あのときノリックはグリッド11位からの優勝だったんですね。またロッシはブレーキング時、まだ足を出していないスタイル。やっぱ実車映像のほうが見てて楽しいなー(笑)