過放電してしまったリフェバッテリーの再生(タミヤLF1100とかLF2200とか)
このブログは、バイク・動画・ときどきラジコンみたいなエントリーとなっています。ラジコンは子供の頃にいろいろやっていたのでもっとやりたいのですが、子供の時は超田舎に住んでいたこともあってそのへんでラジコン出来たのですが、今は東京在住+世の中のご時世もあり公園ではもはやラジコンは出来ない風潮にあります。
と言ういいわけはおいといて、、、要するになかなかコンスタントに遊ぶことが出来ないのですが、となるとやってしまうのがバッテリーつなぎっぱなしで、気がついたら放電されまくっていたということ。いわゆる過放電です。
リフェとかリポというバッテリーは過放電に弱いとされています。なのでラジコンも完全に止まるまで遊ぶのではなく、遅くなってきたらそのへんで止めて、違うバッテリーに交換するというのが安全です。でもやっぱりやってしまうのが、受信機の電源をオンにしたまま放置してしまうとか、そうでなくてもつなぎっぱなしだと少しずつ放電されていき、気がついたら充電器で充電出来なくなるというものです。タミヤLF1100とかLF2200はリフェバッテリー(リン酸鉄リチウムイオン電池)です。
いろんな先人の方々のブログを拝見すると、同じような境遇の方もいっぱいいらっしゃって、こういう方法で直した!というのがあるのですが、たいてい「立派な充電器」や「自作充電器」を使ってパラメータやモードを変更して直したというのがほとんど。私のようにちょっと遊ぶという立場ではその「立派な充電器」を持っていなくて、タミヤ謹製の青い充電器でなんとかならんものかという奮闘記を書きたいと思います。
お決まりの文句になりますが、これから書く方法は危険を伴う場合もありますので、あくまでご自身の責任においてされるようお願いします。
タミヤの青い充電器でタミヤLF1100を充電すると、正常であれば赤LEDがついて(充電中)、その後緑LED(充電完了)となりますが、充電出来ない場合は赤LEDの点滅(異常)になります。私の場合、過放電してしまったバッテリーをつないだときにこの点滅を拝むことになり、「あーやっちゃったー」と初めてこの時点で過放電に気づきます。過去2回やってしまいましたが、下記のいずれかでとりあえず使える状態に持って行くことが出来ました(バッテリーコンディションとしてはベストではないと思いますが)。
ステップ1.過放電があまり深刻でない場合
(過放電っていう時点で深刻なんですが・・・)
うろ覚えですが、テスターで測ってだいたい2-3vくらい?だったと思いますが、この時点ではもうタミヤ充電器では充電することが出来ません。確か4vくらいまで上がると充電できたと思うのですが、なんとかそこまで持って行きたい。
で、タミヤ充電器の場合、過放電バッテリーをつないでも最初の10秒くらいは緑LEDが付き、その後赤点滅になりますが、この緑LEDの10秒間は充電してくれます。テスターで測ると充電後にはわずかですが電圧が上がります。これを繰り返すと(スイッチオンして10秒後にスイッチオフオン、また10秒後にスイッチオフオンの繰り返し)やがて4v程度まで上がり、その後は本来の充電動作をしてくれるというものです。
はっきり覚えていないですが、確か100回くらいこの動作を繰り返して、やがて通常充電されるようになりました。
ステップ2.過放電がかなり深刻な場合
これもうろ覚えですが、確か1vを切っていたようなときに行った方法です。テスターでこの数字を見て「さすがにもうだめかー」と思ったのですが、1本4000-5000円くらいするのを易々捨てきれず、試したのが下記です。ステップ1である程度までは上がったのですが、その後200回くらいやっても赤LED点滅。どうも10秒くらいの充電の繰り返しではダメな状態のようです。
そこで(繰り返しますが、自己責任で)、充電器の電源をオンにして緑LEDから赤点滅に変わる前に充電器からバッテリーを外し、すぐつなぎます。こうすると充電器は緑LEDの状態を継続してくれます。つまり連続して10秒以上充電が出来るというもの。これを何度か繰り返すとぐんぐん電圧が回復し、やがて本来の充電動作を行ってくれるようになりました。
ステップ1も2もあくまでどうしても回復させたい場合の非常手段なので、バッテリーはもちろんベストなコンディションではないですし、下手すればバッテリーが痛んで危険なことになる場合もありますのでオススメする方法ではありませんが、私のようにちゃんとした立派な充電器も持っておらず、でもバッテリーを処分するのももったいないというちょいラジコン好きな方々に、なにか参考になればと思います。