ラップタイマーあれこれ その1 安価にとりあえず計ってみたい場合
走行会やライセンス取得でサーキットデビューをして何度か走るようになると、次第に「オレってどのくらい速いんだろう??」って思ってきてしまうのが人の常。実際のところはタイムを計ってみると「どのくらい速いんだろう」が分かるのでは無くて「どのくらい遅いんだ??」というのが見え見えになってしまうのですが、、、、ま、でも何事にも計測して今の自分を知り、目標を立ててそこに向かって練習という流れが必要だと思いますので、ラップタイマーを付けることはスキルアップの基本です。
しかしこのラップタイマーというのがなかなかくせ者で、「そこそこ高い」んです。方式も「磁気センサー」とか「GPS」とかいろいろあって、さらに単体で動作するものからスマホ連動で行うものまでさまざま。自分でもいくつか試してきたので、なにか参考になればと思い何回かに分けて書きたいと思います。
最も手軽に行う計測は、サーキットでの「レンタルポンダ」を使う方法です。筑波でももてぎでもやってます。このようなポンダをバイクに付けて、走行後にラップ一覧を紙に印刷して渡してくれるというもの。1日1,000円くらいでやってくれます。そしてなにより正確。公式レースと同じレベルの精度で計測してくれます。
難点は、
- 毎回レンタル費がかかる、
- サービスしていないサーキットでは利用出来ない
- 走行中にラップが分からない
このへんですね。中でも最後の「走行中にラップが分からない」というのは結構くせ者で、走行後に「先ほどの走行ラップはこうでした」と渡されてももう忘れてるんですよね~ なので出来れば走行中に確認出来る方法が望ましいです。
もっと安価にやるのなら、私も過去に一度だけやったことありますが、ストップウォッチをバイクにマウントして、自分の手でボタンを押して計測!という超力業(笑) は?そんなの無理でしょ??と思うかもしれませんが、意外といけます。
コツは、公式のようにゴールラインを起点に計測しようとするのではなく、ボタンが押しやすいところを起点とすること。 例えば筑波なら2ヘア立ち上がり。これから直線が続くところなので比較的余裕があり、「左側の白いスポンジ」とか決めておいてそこでボタンを押します。次の周も同じスポンジでボタンを押す、という流れ。さすがに正確なタイムは計れませんが、とりあえず自分が8秒なのか10秒なのか12秒なのかくらいは分かります。
バイクによっては、バイクの標準機能としてこれがあるのもありますよね。実はストトリもそういう機能があります。ただしストトリのはほとんど使い物にならなくて、というのもラップを刻むボタンがエンジンのセルボタンとなってて、走行中には押せない! アクセル開けたままセルボタンまで親指持って行くとか無理でしょ??って思ってしまいます。
その代わりストップウォッチマウントはやったことあって、左手でボタン操作できるところに設置すれば意外とできます。
自分の操作がすべてという計測方法なのであまりオススメ出来る方法ではないですが、もしどうしてもという場合にお試し下さい。
次回は、自車に付けて自動計測するタイプのものをご紹介。