MotoGPバーチャルグランプリ第3戦結果☆

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5月3日に行われたMotoGPバーチャルグランプリ第3戦、今回はMotoGP, Moto2, Moto3すべてで行われたという実戦さながらという規模になってきました。レースの映像はMotoGPのオフィシャルサイトから見られます。残念ながらすべて英語なので分かりづらいところもありますが、レース(というかゲーム)が始まってしまえばゲーム映像を見てれば内容分かるし、熱いバトルも解説無くても分かると思いますので、是非一度見てみてください~

今回はTWO WHEELS FOR LIFEというロゴと名前をよく見聞きしました。TWO WHEELS FOR LIFEというのはボランティア団体で、アフリカの健康改善ために交通インフラ募金を募っているという団体とのこと。MotoGPやFIMはパートナーだそうです。私はアフリカの交通事情はあまりよく分かりませんが、この機構のホームページによると道路が整備されていない地域が多いアフリカでは、バイクが貴重な輸送手段として活躍しているようです。今回のレースでは(今回以降もなんでしょうかね)同機構をより前面に押し出して、世の中的にボランティア精神が根付くと良いねという思いもあるんでしょう。参加レーサーも「寄付」とかいうコメントしてました。

話を戻して、今回は3カテゴリーのレースとなっているので、映像では各クラス決勝のみとなっています。それでも2時間くらいあるので結構なボリューム。言葉の問題もあるので、お酒でもちびちび飲みながら見るのがいいかもですね。私もすべて見てみましたが、じっとスクリーンを見入るというより、お菓子でもつまみながら普段YouTube動画を見るような感じで見てましたが、2時間は割とあっという間に経ってしまいました。

さてリザルトですが、まずMoto3から。Moto3は正直よく分からなくて(勉強不足ですみません、、、)、普段地上波でもダイジェストでしか流れないし、普段はヘルメット姿だから誰が誰だか分からないし、名字でなく名前で呼び合ってるし、まーよく分からなかったのですが、コーナーリングスピードが速いから見てても楽しかったです。

序盤トップを快走していたデニスフォッジアがいきなりネットワーク接続が切れてしまうというハプニングも。そうなるとバイクは切れる前の状態のまま走行し続けるみたいで、ネットワークが切れたのはコーナーに入る前の直線だったのですが、ものすごい勢いでそのままコーナーに進入してウォールへ大激突!!

その後数分してネットワークは復活したのですが「ネットワーク切れちゃったよー」と謝るデニスに対しみんなから「大丈夫大丈夫、心配いらないから!」と、むしろ「敵が一人減ったよ」みたいなニュアンスのかけ声が(笑)。Google MeetやZoomでもネットワーク不調ってよくあるから、こういうゲームでこれまで起こらなかったのが逆に不思議なくらい。しかしネットワーク切れるとああいうふうにノーコンで突っ込んでいくんですね~(笑)

で、結果は、トップのデニスがいなくなったこともあり、スタート中盤だったロドリゴが優勝☆

Moto2は、なぜか数名のライダーから「ディクソンがやばそう」というような下馬評があって、ディクソン自身は「オレを魚雷と呼んでくれ!!」とコメント。レースは1コーナー、2コーナーでお決まりの多重クラッシュが発生し3コーナー目くらいでは多重クラッシュを避けた3台くらいで走行してましたが、そこはゲーム、クラッシュしてもすぐに復帰出来、常時トップ集団にいたバルダサリーリが優勝☆

MotoGPですが、今回は11台でのゲーム。残念ながら中上選手は出られなかったようですが、これは第2戦の試合結果というより、今回から使用したMotoGPゲームソフトの新バージョンの仕様のようで、どうも参加できるリージョンがあって、日本からだと参加できないとのこと。

で、試合ですが、さすがに第3戦ともなると上位陣は相当経験値が付いていて、バニャイア、マルケス兄弟、ビニャーレスといういつもの常連人が転倒もミスもほぼなく周回を重ねてましたが、10周目にバニャイアがインに入りすぎて転倒~~ 本人も始まる前「今回はこれまでより周回数が多いから、ミス起こりやすいよねー」と言っていて、まさにそれが起こってしまいました。

で、そこから抜け出したビニャーレスが優勝☆ 2着にマルケス弟、3着がバニャイアとなりました。マルケス兄は同じく常連のペトルッチに追いつかれそうでしたがなんとか逃げ切り4着、ペトルッチ5着という着順でした。これまで5着までに食い込んでいたクワタラロは序盤で何度も転倒を重ね、途中挽回するも、たぶん後半はもう気持ちが折れちゃったんだと思いますがまた転倒を繰り返して、結局8着。終わってからも「今回はいい気分しないよ」とコメント。振り返ると始まる前のコメントでコメンテーターから「クワタラロはこれまでのレースでも一番転倒してるんだよね」と突っ込まれましたから、上位かDNFという生粋のレーサーかも?

マルケスは「これまでの経験を活かしてラインを外さずに行くことにしたんだ。でも最後の5周くらい、それだとつまんなかった」とのこと。

あとマルケス含め他数名も言っていましたが「実車よりマシンコントロール難しいよね~」「どうすればどう走るかが分からない」とも言ってました。確かにゲームなのでゲームならではの必勝法があるので、ゲームに勝つにはそのコツを早く身につけることが重要ですが、我々だったらたぶんその特性を見つける方が、実車でタイムを詰めるより手っ取り早いと思ってしまいますが、やっぱ最高峰レーサーは実車のほうがコントロールしやすいそうです。あー自分もそう言えるようになりたい(笑)

さて、このバーチャルレース、今回で3クラス参加となり、一通思いつく要素(切り札)はすべて盛り込まれた状態で、あとはもうガチのeスポーツとしてやりこむ以外に追加要素が無くなってきましたね~ 私自身がeスポーツしないのでどの程度盛り上がってるか分からないところもありますが、今後はどういう展開になるんでしょうか。コロナ過はそんなにすぐに去りはしないだろうし、もうしばらくeスポーツ形式は続くんだと思います。

でも一方で、みんなこのゲームにこなれてきて(特に上位陣)、なんだか「ゲームうまいやつ誰だグランプリ」みたいな様相になってきたのも事実。それもそれで楽しいんだけどね。

YouTubeでは長島哲太選手をはじめ、若い世代の選手(あー我ながらおっさん的な書き方だと思うw)が座談会を開催したりと、ネット中心な盛り上がりというのが進んできましたね。コロナが明けてもこういう文化は続くといいなー。

しかしコロナは大変深刻な問題ですが、これ、20年前に発生していたら、または80年代バイクブーム全盛のときに発生していたらとか考えると、今起こってくれた方がまだましなのかもと思ってしまいます。友人知人となんらかつながる方法あるし、オンラインで一同に集まってゲーム出来るし。80年代なんてもちろんこんな技術はないし、信頼できるソースは新聞テレビしか無かったから入手できる情報に限りあるし、電話なんて一家に一台だったし。2000年でもネットは今ほど発展してなかったし、SNSやYouTubeすら無かったし。

なおこのeスポーツの模様は日テレG+で放送されるそうです。すでに第1戦、第2戦とも放送され、再放送もあるようです。おそらく第3戦も近々放送されると思いますが、G+なので有料となります。私も先日の放送を見ましたが、いつものMotoGP実況の方が日本語で実況するので内容はよく分かります。でも言い換えればeスポーツの実況者(Jack Appleyard)が話してるのの和訳ではないので、ちょっと雰囲気は違ったものとなってました。

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