ストリートトリプル チェーンコンバート作業(525から520へ)

最終更新日

もうだいぶ前に完了したのですが、遅ればせながら書きたいと思います。

まずコンバート作業そのものですが、なかなか一筋縄には行きませんでした。今後Street Tripleでコンバートする方のために(いるのかそんな方々??)、品番も含めて書きたいと思います。
購入したのは下記

  • フロントスプロケ XAM C4416R15 520-15T
  • リアスプロケ XAM A4533X46 520-46T
  • チェーン DID ERシリーズチェーン 520ERV3 ゴールド 118リンク

で、これでうまくいきます。フロントスプロケは他の国産バイクと共通なのですが、リアスプロケはどうもストトリ専用(またはデイトナ)のようで、在庫がないです。でもおそらくXAMさんが受注生産で作ってくれているようで、2〜3ヶ月ほど待ちますが入手可能。ありがたいです。チェーンはお好きな物を選んで下さい。

実は、、、チェーンは最初、綿密に計算して114リンクを注文しました。スプロケ交換し、あとはチェーンだけ!となって実際に当ててみたら、、、なんと長さが足りない!!!

アジャスターを限界まで縮めて後輪をできるだけ前に持ってきてみたのですが、そんな調整ごとでなんとかなるような足りなさじゃなく、泣く泣く118リンクを注文し直し。あと4リンクなんだけど!!!って思って延長も考えたのですが、万が一そこからなにかトラブルになるのも嫌だったので注文し直し。(どうももともとが118リンクだったようです)

悲しいショット。520ERV3の箱が2つ。。。

普通の量販店で買うとおそらく110とか120とかいう単位でしか在庫していないと思うので、長めに買って、切る、という調整だったらこんな失敗しないで済むかもと思います。私はネットで買ったため、最初からぴったりのリンク数を買って、失敗しました。

あともう一つ、MAX7のレギュレーションでは「スプロケのワイヤリング」とあります。フロントは構造的に出来ないんだけど、リアはナットに穴開ければできます。で、またいつものBritish Beatにお願いして穴を開けてもらいました。なおストトリの場合はナットはステンレス、ボルトは鉄です。ステンレスだから自分で開けられそうにもないです。

これであとは締めてワイヤリングだなと思ったのですが、これが簡単に締まらないんです。穴を開けたことでナットのネジが切ってある部分に少し影響したんでしょうね。ボルト側は鉄でナットはステンレスなので、無理に締め込んでボルト側がおかしくなってしまうとやっかいなので、ホームセンターで捨てボルト(M10)を買ってきて、一回通して通ることを確認してから、実際に取り付けしようと思ったんですが、ここでまたトラブル。

単に無知なだけなんですが、結果的に言うとストトリのボルトはM10でも「細目」というやつで、通常のホームセンターにあるのよりピッチが細いんです。店員に聞いても「置いてない」と。普通は1.5mmピッチですが、細目だと1.25mm。しょうがないのでモノタロウでM10細目を買って、何度か入れたり出したりして(グリスも塗ったりして)一回通ることを確認して、最終的に取り付け完了となりました。

さて、チェーン交換はいろんなサイトで紹介されていますので割愛しますが私が無知なだけなんですが少し補足します。

チェーン交換自体はそれほど難しいものではないのですが、最後のかしめ作業は結構気を使います。ネット上でも「かしめすぎ注意」って書いてあるし、かしめが足りないと最悪そこから分解とか。DIDのホームページにもカシメ寸法の目安というのがあって、要はこれに習って適切な量でかしめてね、というもの。520ERV3の場合は5.5mm以上とあります。

しかし、私の無知っぷりなせいで、肝心の「どこが5.5mm以上なの???」なのかがわ分かりません。DIDページにも書いてないし。チェーンのかしめたあとのチェーン幅のことか?と最初思っていたのですが、5.5mmなんて細くなくてもっともっと厚いです。リンクプレートの挿入量??? でもちょっと違うような、、、とかいろいろ悩んだ挙句、かしめたあとの広がりっていうんですかね、これが5.5mm以上になるようにしてくださいということにようやく到達。経験がないと無駄にこういうことに時間がかかってしまいます。

あとリンクプレート。これは手で押し込んですっと入るようなものじゃないです。チェーンカッターセットでプレート圧入も出来ると思いますが、要するに圧入しないと入らないので、逆に言えば一度入ってしまうと今度は手で引っこ抜けるようなものでもありません。万が一奥に入りすぎると戻すのが困難だと思いますので、こちらも慎重に圧入してください。

かしめの力加減ですが、個人的な感想で言えば「割としっかり締め込む」という感じ。割ととしっかりとした力で締めこんでいきました。回しては確認して、というのを繰り返したのではっきりとした回転数は覚えていませんが、トータル1回転くらいじゃなかったです。2、3回転くらい???(すみません、正確には覚えていません。こまめにかしめピンの広がりをみてください。あまり広げすぎるとピンに押される形でリンクプレートが中に入ってしまうと思います) これに対しリンクプレート圧入作業は相当弱め、割とあっという間に適切な位置にはめ込み完了してしまいました。なので少しずつ押し込むようにしてください。

あとDIDの場合だけかもしれませんが、リンクコマとそれ以外のコマの色・見た目が全く同じなので、どこがリンクか分からなくなってしまうので、油性マジックでリンクコマのところに印つけておきました。まー、しなくてもいいんですが、チェーンメンテナンスする際にもよくリンクコマを目印にしていたので「あれ?どこまで清掃したっけ」みたいなのを防ぎたいなと。

というわけでこれで無事交換完了。

で、肝心の効果ですが、これはまたおいおい書きます。こないだのMAX7だと暑すぎてよく分からなかった(笑) TT in September終了後には少し分かってるかもと思います。一方でチェーン自体が新品なのでそれだけで動きが軽くなってるから、コンバートの効果かどうか自分に見極めできるんだろうか???という素朴な疑問も。現時点の感触だと、おそらく劇的に変わるっていうものじゃないんだろうなーと思っています。ストトリはもともと525です。確かCBR600だともともとが530だったような。だからCBRでコンバートするよりマイルドな変化になると思います。(だから違いが分かりにくいんだよねーという言い訳ではありませんのでw)

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