筑波1000コース上から

以前、筑波2000コース上からというのを書きましたが、今回はその1000版です。

走行前とかおよびお昼休みに、オフィシャルの方に声かければ、コース上を歩くことが出来ます。1000だと15分もあれば1周できますので、機会があればぜひ一度やってみて下さい。特に筑波1000はコースコンディションが2000ほど良くないですので(と言っても十分綺麗なほうだと思いますが)、実際に歩いて路面状況を確認するといろいろ不安要素が消えると思います。

ということで早速始めて行きます。


ADVANロゴが並ぶホームストレートを越えて1コーナーへ向かっていきます。ここは完全なストレートではなく、2つの直線をゆるい右コーナーで繋いだ形です。


1コーナー。走ったことがある方ならお分かりでしょうが、1コーナーは結構路面荒れています。路面の縦割れ、大きなパッチとありますが、走行にはあまり影響しないです(もっと速い方なら影響あるのかもしれませんが、私レベルだとあまり気にしなくてもよいレベル)。また少しカントが付いていて、2000の最終コーナーのようにダブルクリップで駆け抜けます。


進入後の最初の大きいパッチ


立ち上がりにももう一つパッチあります


またコーナー中は3本の縦割れがあります。が、ちょうど良い感じで入っていて、目印にできます。1つ目のクリップついた後に、3本縦割れの2本目あたりまで膨らみ、その後2つ目のクリップを目指します。


1コーナー外側はいきなり逆バンクとなっており、かつその奥はただの草っぱらなので、出来れば突っ込みたくないところ。1コーナーは幅も広いので、よっぽどオーバースピードで無い限り回れることが多いです(スリップダウンしてコースアウトとかいうのは時々聞きます)。


180°回り込みとなる2コーナーのアプローチ。ブレーキングポイントは左側ゼブラが切れるあたり。バイクの車速に応じて切れ目のどれくらい前(もしくは奥)からかけるかを調整します。


2コーナーも少しですがカント付いています。


今度は180°左に回り込む3コーナー。このコーナーもダブルクリップのように走ります。右側アウトから進入したいですが、右のゼブラがちょっと邪魔になります。私は右のゼブラの奥あたりに付けるようにして(赤マーク部分)、左に曲がります。そうすると最初の左クリップはイン側にきっちり付けるのが難しいですが、ここはあんまりがんばらないで、代わりに2つ目のイン側にはしっかり付いて立ち上がります。


3コーナー立ち上がりで、この後短いストレートです。このストレートは若干逆バンクとなってますので、極力バイクを立てて、右側めいっぱいまで広がって立ち上がります。


その後最終手前のS字。こちらも左側はめいっぱい付くようにして、右に切り返します。ブラックマークがいっぱいついてますが、これは車のですよね? その後このブラックマークは最終入り口まで付いていて、


このようにイン側ゼブラの上?を通って行ってます。ほんと??車だとここにタイヤ乗り上げるのか??とか疑ってしまいますが、ブラックマークを見るとどうもそのようです。ちなみにこのゼブラ、内側はピアノの鍵盤のようにでこぼこしてます。なんでそんな構成になっているのかわかりませんが、バイクではとても走れたもんじゃないですね。

で、ここが先日の「筑波1000あるある」で書いたように、ゼブラが盛り上がっていてマフラーを擦りやすいポイントですのでお気を付け下さい。

最終の進入後のエスケープゾーンがほとんどありません。万が一止まれないと、


この写真のようにわずかなグラベルの後にスポンジバリアに突っ込む形。このグラベルのスジを見ると車でだれか突っ込んだのかなーと。進入スピード上がりますので、オーバーランしないようにお気を付け下さい。


最終コーナーは複合コーナーなので、最初のゼブラに付いた後はこのへんで中くらいまで膨らんで(場合によっては少し加速し直してもいいので、中くらいまでいったん膨らんで)


で、最終立ち上がりでイン側ゼブラにしっかり付けて、立ち上がり。こうやって写真で見ると意外とカントが付いているように見えますね。イン側がくぼんで見えます。

コース2000の1分10秒切りではありませんが、コース1000だとまず40秒切りというのが目安になると思います。個人的にはコース2000の1分10秒切りのほうが楽かなと(600cc以上の場合)。250ccだと2000で10秒切りするのが難しいので、1000の40秒切りのほうが達成しやすいと思います。

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