いよいよカワサキZX-25R発売☆
「カワサキが4発を発売する」というアナウンスがあってからなかなかその正体が現れず、じらしじらしのマーケティングの最中にコロナ禍に突入してしまい、本当に発売されるんだろうか??と思ったのは私だけではないはず。そしてついに発売日が9月10日となり、いよいよ感が増してきました☆
カワサキのホームページにもしっかり載っています。
税込み913,000円(アップダウン両方対応のクイックシフターとかいろいろ付いてるSEモデルの場合)。たけーなー。ちなみにZX-6Rが税込み946,000円。Ninja 650に至っては880,000円とむしろこっちのほうが安い。しかし待望の4気筒250ということもあってやっぱ気になりますよね。馬力も45PSと、4気筒250の自主規制MAX!!
ここでは他のライバル車、そして同じくカワサキのZXR250と各種データ比較してみたいと思います(ZXRは91年モデル、他は現時点での最新モデルです)。実車レビューはググるといろいろ出てくると思うのでそちらをご参考下さい!
ZX-25R | Ninja 250 | ZXR250 ’91 | CBR250RR | YZF-R25 | |
全長x全幅x全高 | 1,980 x 750 x 1,110 | 1,990 x 710 x 1,125 | 2,000 x 685 x 1090 | 2,065 x 725 x 1,095 | 2,090 x 730 x 1,140 |
ホイールベース | 1,380 | 1,370 | 1,360 | 1,390 | 1,380 |
シート高 | 785 | 795 | – | 790 | 780 |
キャスター | 24.2° | 24.3° | 23.3° | 24.3° | 25.0° |
エンジン | 並列4気筒 | 並列2気筒 | 並列4気筒 | 直列2気筒 | 直列2気筒 |
内径x行程 | 50.0 x 31.8 | 62.0 x 41.2 | 49 x 33.1 | 62.0 x 41.3 | 60.0 x 44.1 |
出力 | 33kW(45PS) / 15,500rpm | 27kW(37PS) / 12,500rpm | 45PS / 16,000rpm | 30kW(41PS) / 13,000rpm | 26kW(35PS)/12,000r/min |
トルク | 2.1kgf・m / 13,000rpm | 2.3kgf・m / 10,000rpm | 2.5kgf・m/11,500rpm | 2.5kgf・m / 13,000rpm | 2.3kgf・m/10,000r/min |
フレーム | トレリス(スチール) | トレリス(スチール) | ダイヤモンド (アルミ) |
ダイヤモンド (スチール) |
ダイヤモンド (スチール) |
懸架方式前 | テレスコピック(倒立・インナーチューブ径 37mm) | テレスコピック(正立・インナーチューブ径41mm) | テレスコピックフォーク(倒立) | テレスコピック(倒立サス) | テレスコピック(倒立) |
懸架方式後 | スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク) | スイングアーム | スイングアーム | スイングアーム(プロリンク) | スイングアーム |
タイヤ前 | 110/70R17 | 110/70R17 | 110/70R17 | 110/70R17 | 110/70R17 |
タイヤ後 | 150/60R17 | 140/70R17 | 140/60R18 | 140/60R17 | 140/60R17 |
ブレーキ前 | シングルディスク310mm(外径) | シングルディスク310mm(外径) | 油圧式ダブルディスク | 油圧式ディスク | 油圧式シングルディスクブレーキ |
ブレーキ後 | シングルディスク220mm(外径) | シングルディスク220mm(外径) | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク | 油圧式シングルディスクブレーキ |
ABS | あり | あり | なし | あり | あり・なし |
重量 | 184 | 166 | 141(乾燥時) | 168 | 167 |
ガソリン | レギュラー | レギュラー | レギュラー | 指定無し | レギュラー |
燃料タンク | 15 | 14 | 15 | 14 | 14 |
燃費(国交省届出値) | 24 | 37 | – | 40.1 | 37.7 |
価格 (税込) |
825,000円 / 913,000円(SEモデル) | 654,000円 | 60万円くらい? | 821,700円 / 854,700円(色違い) | 610,500円 / 654,500円(ABS) |
オレンジのマスは個人的に気になるスペックです。こうやって見てみるとZXR250の列が一番オレンジが多くて、やっぱ当時のバイクは相当スパルタンな方向だったんだなーと改めて理解。クラス最高馬力&トルク。フロントはダブルディスク、アルミフレームに倒立サス。それでいて安いんですよ。ZXR250とYZF-R25/Ninja 250が同価格帯。当時はそれでも「高い」と思いましたが、バイクブームのおかげでそれでも価格を抑えられてたんだなー。
細かいスペックを上から見ていくと、
- フォークが最も立っているのはZXR、唯一23°台
- 45馬力だしているのはZX-R25とZXR、でもCBRも41馬力といいところまで来てます
- ただしトルクに目をやるとZXRとCBRがトップで2.5、ZX-R25は最も低い2.1。「4気筒はトルクが薄い」と言われてますが、それがデータからもよく分かります
- フレームは最近はどれもスチールで、唯一ZXRだけアルミ
- フロントフォークはNinja以外はすべて倒立(YZF-R25も最近倒立になりました)
- フロントダブルディスクはZXRのみですが、最近のブレーキ性能の向上から1枚で十分という表れかも
- 車重がなぜかZX-R25が圧倒的に重く、184キロ。保安部品外してどこまで軽量化できるか分かりませんが、細いトルクと重めの車重がどう出るんでしょうか
このあたりが気になりますね。
ZXRはなんといってもラムエアのホースが近未来的でかっこよかったんです。そして最新のZX-R25もエッジが効いたデザインでスパルタン。あとなんと言っても4発のあの音を新車で買えるっていうだけでも大きなアドバンテージ。実車にヨシムラサイクロンをつけたサウンドもアップされています。楽しみです!