ダニ・ペドロサ 〜The Silent Samurai〜
ペドロサがこれまでどういう経緯でMotoGPクラスまでのし上がってきたか、彼の特徴、および当時の彼の心情がこんな感じでした、というドキュメンタリーです。小柄で体重も軽いのでそれだけで驚異とか(いつもスタートはロケットスタートでしたよね)、度重なる転倒でけがに苦労した等の話でした。
その中で一個、ペドロサのインタビューシーンで印象的なコメントがありました。一字一句覚えているわけではありませんが、こんな感じのことを言っていました。
「バイクのフィーリングには3つある。1つ目は獰猛な動物に乗っている、2つ目は後ろ向きに走っている、3つ目は踊っている。まあ3つ目はなかなか無いけどね」
1つ目はバイクを乗りこなすのに苦労しているんだろうなと。2つ目はなんだこの表現??とは思いますが、もうセッティングが決まらなさすぎて(もしくは自分の調子が上がらなくて)全然ダメということなんでしょう。3つ目はそのままだと思いますが、ペドロサクラスでもこんなに乗り味を違う風に感じてるんだと思うと、もう我々はどのレベルで感じ取れるんだろうとか思いました(笑)。
私はどうなんでしょうね。少なくとも一度も後ろ向きに走ってるとは感じたことないですが(みなさんあります? ないですよね??)、でも後ろ向きに走っている感じというペドロサでもめちゃくそ速いので、、、うーん上の人のコメントは上の人にしか分からないんだろうなー。
3つ目の踊るようにというのも正直どんな感じなのか分かるようで分かりませんが、乗れている時はテンポ良く進んでいく感はあります。特に筑波のようにコーナーが続くサーキットだと、リズムが重要になってくると思います。
リズムで思い出しましたが、時々このリズムもくせ者で、一度リズムが染みついてしまうとなかなか変えることが出来ない(リズムのここがおかしいと思わなくなってくる)というのもありますので、時々リズムの見直し、棚卸しみたいなのをする必要もあると思います。
バイクを分かるってほんと難しいと思います。