バイクショップと仲良くなる方法(王道なんてないですが)

昔バイク系のマンガ(バリ伝とか)を読んでて、用も特にないのにふらっと行きつけのバイクショップに行って、メカニックと喋って帰るみたいなシーンがよくありました。自分もそれに憧れていましたが、まーなかなかそんな簡単にそういう関係になれることはありませんでした。

今でこそ何軒かよくお世話になっているショップもできましたが、私自身も今だに「ほんと仲いいのか??」と聞かれると、自信をもって「仲いいっすよ!」と言えるかどうか迷ってしまいますが、要するにバイクショップと仲良くなるのってやっぱ難しいと思います。なにを持って「仲がいい」とするのかにもよりますし。いろいろお世話になってるか?というと、それはYes!!です。

基本的に向こうは商売なので、程度の差はあれ基本的にはお金を払って欲しいわけで、ただ用もないのにふらっと来て、喋って、帰るっていうのはマンガの世界が中心だなと思います。ずっと喋っていると向こうの仕事を中断していることにもなるし、なにか喋りたいなあという他のお客様(特に一見さん)も常連同士ずっと喋り続けるのを見ると、「あ、このショップは自分とちょっと違うかも」と思って去っていってしまうでしょう(自分がその傾向高い)。

なので、基本的には、バイク本体やパーツ購入につながる話、整備につながる話、あとはイベントに参加するとかいうのをやっていって、少しずつお互い心を開いていくという流れかなと思います。

この中で顧客側からすると、一番出費が少なくて、会話も多くもてるのが「イベント参加」です。これに積極的に参加するのが、仲良くなるのにもっとも効率がいいと思います。よくあるのはショップ主催のツーリング。これが多いショップだと、仲良くなれる機会(またはこのショップとはちょっと合わないかなと見極める機会)が多いのでオススメです。

サーキット知識を得たい、速く走れるようになりたいのならば、そういったライダーがいるショップがいいと思います。「それってどこだよ!!」って?? これが分かれば楽なのですが、人づてになることがほとんど。あとは各サーキットのリザルトを見て、チーム名にバイクショップぽいのが入っていることがあるので、それで検索かけてみるとか。

例えば筑波TT in September 2019のリザルトからみると、DUCATI松戸とか、KENZとかですかね。KENZはサーキットアドバイザーの川島さんが代表をされています。ちなみに同じくアドバイザーの五百部さんはi-FACTORYというショップの代表です。

あといつもお世話になっているブリティッシュビートLegend of Classicという旧車レースの主催者です。最新SSをどうチューンするかというのはあまり得意ではありませんが、旧車(しかももうパーツも入手できないような)を得意としているので「パーツがない」とかいうときにワンオフで「じゃあ作るか」って言っていただき、私のようなタマ数が少ないバイクにとってはとってもありがたいです。ワンオフシート、ワンオフアンダーカウル、ハンドルを上げるためのスペーサーとかいろいろワンオフ対応してもらえました。Legend of Classicレース以外に、走行会もやられています。

あともう一つよくお世話になっているのがYSP三鷹。店長はロードレース国際ライダー、その前の店長(社長・店舗オーナー)はオフロードの元国際ライダー(今はもう退いていらっしゃいますが)、お客様にも国際持ちがいらっしゃいますし、今もショップで「もて耐」に参加してらっしゃるので、いろんなノウハウを持ってらっしゃいます。オンオフとも各種イベントを企画されています。

KTMカップでレースにチャレンジするならKTM各種ディーラー、CBRだったらホンダドリーム、ホンダなら桜井ホンダ(ホンダドリーム系列)もあります。ドゥカティなら先ほどのドゥカティ松戸もありますし、各種正規ディーラーでもレースサポートしてくれます。基本的に正規ディーラーはどこもレースサポートしてくれると思います。街のバイク屋(いろんなメーカーのを一手に行っているショップ)だとちょっと読みづらいかもしれませんが、これはもう直接聞いてみるのも手かもしれません。

ショップはどうしても「立地」という話もあって、いくらいいショップでも遠かったら行けないし、好きなバイクを取り扱っていない場合もありますし、そんな簡単に「いきつけの店」を見つけられないですが、基本お互い「人間」なので、お互いにとっていい会話の数を増やしていければ(そして一定量のお金も落としていければ。決して高額でなくていいと思います)、いい関係が築けると思います。

イベント参加は初回参加が敷居高いっすね。自分以外周りは常連なことが多いですし。それでも店員さんは基本的にお客様の名前を覚えてくれていますので、口数が少なくてなかなか溶け込みづらくてもプラスにしかならないです。何度か参加してみて口数増やせていければいいと思います。

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