立ち上がり重視

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個人的には、これを徹底するだけでリスクを下げつつ1分10秒を切れると思ってます。こう書いているのは、意外と立ち上がり重視になっていない方を多く見るためです(コーナースピード重視とか、バンク角重視とか、バックストレート重視の方を多く見ます)。

立ち上がり重視にならない理由として代表的なのが、進入スピードが速すぎることがあります。進入スピードが速いと向きがなかなか変わらず、結果コーナーの奥でブレーキをかけたり、クリッピングポイントを過ぎてもアクセルを開けられなくなってしまいます。この場合は一旦進入スピードをこれでもかというくらい落として、場合によってはバンク角も少なくして、とにかく立ち上がりでアクセルを速く開け始め、そして速く全開にする作戦でいきましょう。

くれぐれも「寝たまま全開」は絶対にやめましょう。絶対にコケます。膝を擦るか擦らないか、まずはそのへんが一つの目安で、擦っている最中はアクセルワークに注意しましょう。コーナースピードを十分遅くして速く向きを変えて、速くコーナーを回る練習より、速く全開に出来る練習をしましょう。

立ち上がり重視にならないもう一つの原因として、直線的に立ち上がり過ぎるためです。クリップ通過後にすぐにバイクを起こせるということはスピードが落ちすぎており、おそらくコース幅を使い切らなくても全開に出来てしまい、立ち上がりの初速で損をしてしまいます。ここが難しいところですが、ちょっとだけ傾いた状態で、アクセルと相談しながら立ち上がります。するとコース幅を使い切りながら立ち上がることができます(使い切らないと曲がりきれず立ち上がれない)。十分傾いた状態でアクセル全開にすると間違いなくスリップダウンかハイサイドなので難しいです。ですのでこれは1桁秒の前半を目指したい方へのテクニックとなります。これが有効なのが2ヘア立ち上がりとか、最終コーナーの立ち上がりです。

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