意外とアリだった「RAINモード」──1,600kmフェリー旅で気づいたこと
先日の九州フェリー旅では、トータル約1,600kmを4日間で走破。今振り返っても「けっこう走ったなぁ」と思うわけですが、それ以上にキツかったのが気温33〜35℃の猛暑の中でのライド。プロテクター入りのジャケットを着ての長距離は、なかなか過酷です。
そんな中、ありがたみを痛感したのがクルーズコントロール。右手って、一定のアクセルキープが地味に疲れるんですよね。高速道路では特にその効果を実感。これは本当に助かった。
そして、もう一つ思わぬ発見があったのがRAINモード。
RAINモード、見直しました
正直これまで「RAINモードっていつ使うの?」と思ってました。
というのも、私は基本的に雨の日に無理してバイクに乗らない派だし、仮に降ってきても「モード変更まではしないかな」なんて思ってたんです。
ところが。
今回のツーリングで長距離ライドにめちゃくちゃ相性が良いことに気づきました。
RAINモードは「手ぶれ補正」みたいな存在
RAINモードはざっくり言えば、
アクセルレスポンスが穏やかで、出力も控えめなモード
なんですが、この「マイルドさ」が長時間のライディングにピッタリなんです。
例えば:
-
高速道路では右手に優しくて疲れにくい
-
市街地のストップ&ゴーでも雑な操作が許される
特に助かったのは、アクセルを少し開け閉めしたくらいではエンジン回転に反映されにくいこと。バイワイヤだからこその制御ですが、これがとても自然でストレスフリー。
DYNAMICモードだと、わずかなスロットル操作にも鋭く反応してくるので、サーキットではありがたい反面、街乗りや長距離だと逆に疲れちゃうんですよね。
RAINモードは、まさに**デジカメの「手ぶれ補正」**のような存在。多少の操作ミスや雑さを、上手に吸収してくれるんです。
一般道なら「RAINでいいじゃん」
そんなわけで、一般道を走るだけなら今後も基本RAINでいいんじゃない?ってのが正直な感想。暑さや疲労がある中では、バイクの出力よりも快適性と余裕が大事。
「雨の日専用」と思い込んでたRAINモード、実はツーリングにも使える良モードでした。