どのコーナーに合わせるか？

サスセッティングにやり慣れてくると必ずぶつかるのが「すべてのコーナーに合うセッティングが見つからない～！」って話。結論から言うと、すべてのコーナーにバッチリ合うセッティングはありません。（いや、もしかしたらあるかもしれないんだけど、、、少なくともテリーは見つけられていません。）となるとどこかのコーナーに合わせないといけないのですが、筑波でよくあるのは「最終コーナー」に合わせるということ。これは最終コーナーはスピードが乗っているのでタイムが詰めやすく、走りやすくすることで一気にタイムアップが狙えるからです。

一方で、自分を含め１０秒前後で走る方にとって最終コーナーはそもそも怖いので、実は他のコーナーよりもまだまだ攻め切れていない＝サスに余裕があるのではないでしょうか。なのでテリーは逆にインフィールドコーナーに合わせています。１ヘア、２ヘア、ダンロップ進入あたりまでのスピード域で不安が無い様にしています。これでもインすべてに合わせることは出来ずアジアの切り返しでは調整仕切ってなくてリアサスでおつりが来ますが、切り返し後にアクセルを当ててリアを入れ込むことでしのいでいます。

アウト側、最終コーナーも調整仕切れていないので挙動が出ます。タイムによってその挙動も変わり、１０秒前後だと直立状態からブレーキングするのでそんなに出ません。６秒前後の時はブレーキングポイントを奥に取るため右にバンクした後でブレーキングしますが、その際にピッチングが発生します。おそらくこっちを消そうと思うとちょっと遅い方向へのサスセッティングになると思いますが、そうなるとインでバイクが重くなるでしょうね。