WR250R アドベンチャー仕様で北海道へ☆
今回の北海道ですが、割と最初からWR250Rで行くことを決めてました。いや、おまえR12あるじゃん! え、はい、そうなんですが、梅雨時の長旅なので、雨に降られる可能性も結構あるし、その後のお手入れを考えるとやっぱR12nineTよりWR250Rかなと
しかし当然なのですが、WRってそもそも「ロングツーリング」向きのバイクじゃなくて、跳んだり跳ねたりする目的で作られてるので、いろいろつらいところもあります。
ぱっと思いつくだけでも下記
- 燃料タンクが7.6L、燃費24km/Lくらいなので、だいたい120-140kmくらいが給油タイミングとなり、短すぎる(他のバイクの方だと250-300km毎くらい)
- ロングツーリングということを考慮すると、ギア比がかなりショートで、高速道路で吹けきってしまう。吹けきらずともかなり高回転で回すので振動がすごくて、かつ燃費も伸びない
- 風よけもなにもないので、これもロングツーリングということを考慮すると体力けずられて地味につらい。
- シート固すぎる問題
- タイヤがMX向け(ま、これはオン寄りタイヤに変えればよいだけ)
- オートクルーズなんてものももちろんなし
といろいろ。
つまりなかなか「ロングツーリング向け」ではないわけです。素のWRだと。
いっそ、レンタルバイクも考えたのですが、そこそこのスペック(例:TMAX)のバイクを7日くらいレンタルすると、10万円以上かかるわけです。かつ引き取りと返却の手間を考えるとだいぶめんどくさい
ならば、WRを日帰りツーリングや林道ツーリングまで万能にこなせる「アドベンチャー仕様」にカスタムしよう! としてしこしこ取り組んで、結果「かなりどこでもいけるWR250Rアドベンチャー仕様」が出来上がりました☆
これで、結果TracerやTenere等のバイクと1週間北海道ツーリングに行ってきたわけですが、他バイクの方々と無理なく走れたうえ、むしろ「このアドベンチャー仕様はありですね」「WRって速いから、大型バイクとのツーリングでも難なくついて行けますね〜」というお声もいただきました☆
ではそのカスタムについて説明していきますね。
行ったのは下記7点
- ギア比のロング化
- 目的:燃費向上、振動低下
- 買ったもの:純正 13/43のものを、14/42へ変更。ISA スプロケ前後で約20,000円、チェーンもあわせて交換RK520 13,000円
- SP忠男 POWER BOX パイプ 2装着
- 目的:ロング化によるトルク減の対策
- 買ったもの:SP忠男 POWER BOX パイプ 2 32,780円(ステン) 59,400円(チタン)
- ウインドスクリーン装着
- 目的:風よけによる体力温存
- 買ったもの:ZETA アドベンチャー ウインドシールド 16,700円
- スロットルアシスト装着
- 目的:アクセル開けっぱなしによる手の疲れ対策
- 買ったもの:ROUGH & ROAD スロットルアシスト 1,140円
- ガソリン携行缶
- 目的:長距離走行
- 買ったもの:携行缶 x 2 約10,000円
- (おまけ)フォグランプ装着
- 目的:夜道や霧の中の走行時の視界向上
- 買ったもの:KAEDEAR KDR-K11-W15
諦めたところ
- シートが固い件
- 立ったり、座る位置ずらしたりして対応
で、効果のほどは??
- ギア比のロング化がかなり効果ありました!
- https://www.inakakujira.com/2018/08/wr250r-gear-ratio.html のページを参考に10%増になるあたりを探して、14/42Tをチョイス。イメージ的にはこれまでの5速回転数で6速くらいの速度がでるかんじ。別の言い方をするなら、6速の上に7速目が出来たかんじ。
- 回転数を抑えられるので振動もかなり減って、巡航のつらさも激減。おまけに燃費も30km/Lを越えることも多く、かなり効果が出ました。もっと早くからやっておけばよかったカスタム。これで170-180kmくらい走るようになりました。
- SP忠男 POWER BOXも十分効果あり☆
- ギア比のロング化の前に装着してみて、これ単体での効果も確認。低中速がモリモリと上がってきます。なので町中での普段乗りで最も効果がありますね。あとは高速道路での追い抜き時のアクセルの食いつきも良いです。これは純正マフラーにも付くので音も純正のまま(少しだけ音は大きくなります。エキパイからの音が響く感じ)、マフラー交換よりお安く済むのでオススメです!
- 純正に付いているエキパイガードもそのまま流用できます(向きは反転というか、逆さというか、になりますが、ぽん付けです)
- ウインドスクリーンもかなり効果あり☆
- この大きさでどんな効果があるのか半信半疑でしたが、これももっと早くから導入しておけばよかった一品。胸からお腹あたりにダイレクトに当たっていた風が見事になくなるんです。なので高速に乗るような日帰りツーリングでも十分効果あり。MXコースがしがし走る時にははずさないとキケンですね。
- スロットルアシストもあってよかった~
- たいして高くもない商品ですが、効果はてきめん☆ アクセル開けたままキープする時間が長い北海道や高速ツーリングではもう必須ですね、これ。
- あ、いまのバイクだとそもそもオートクルーズがついてるから、「なんですかこれは?」みたいなアイテムになるかもしれませんが(笑)、WRのような旧車にはぜひ!
- ガソリン携行缶も安心材料となりました
- 1つはシートレール下に装着、もう1つはツーリングバッグの「ペットボトル入れ」部分に忍ばせて行きました。ちょうど収まるんですよこんな感じで。で、結論からするとギア比ロングがかなり効いてたので携行缶なくても十分回り切れそうでした。200km越えを行いたかったら必須ですね。
- (おまけ)フォグランプ装着
- 北海道ツーリングでお世話になることはありませんでしたが、これはやっといてよかった~ みんないいますが、「一度これに慣れると、もう戻れない!」ってほんと思います。
- 取り付けはウインドウスクリーンのステーに付けました。
個人的には満足してるアドベンチャー仕様、「うん、分かった、カスタムすることでWRでも長距離ツーリングが出来るんだね、でもそれだったら最初からアドベンチャー仕様のバイク買えばいいじゃん!」 というご意見もあろうと思います。そこで「WR250Rアドベンチャー仕様のメリット」をいくつか
- 250ccだけど十分速い。リッターバイクとのツーリングで十分ついて行けます。周りのライダーからも「WRって速いですね〜」「250ccなのにこんなに速いと思わなかった」という声が。追い抜き時には1速だけでなく、時には2速落としてというのもやる場合ありますが、WRに乗ったことある方ならご存じの「とにかく回るエンジン」のおかげで、ぐいぐい加速していきます。
- アルミフレームによる安定走行。100km/h程度の走行で、リアには20kgくらいの荷物が載ってるという状態でも安定して走れました☆ ふらつくこともなく、路面のギャップにも救われることなく、超安定でした
- なにせ取り回しが楽なので、周りの大型バイクライダーからも「WRでアドベンチャーありだなあ」という声もちらほら。
- これがセローだったらできないと思うんですよ。セローは空冷の20PS/20Nm、WRは水冷の31PS/24Nm、この差は大きい。セローだと80km/hくらいからの追い抜き加速も可能でしょうが、だいぶテンポが遅れてしまうでしょう。
- Tenereのほうがさらに積載量もあり、パワーも十分ですが、どうしても大きくて重い。なので取り回しに気を遣ったり、そもそも販売価格も高かったり。もちろんTenereはアドベンチャーバイクとして十分な魅力あるバイクなので、意見の分かれるところと思います。
ということで、お手持ちのWRオーナー、最近コース入ってねーしなぁ、せいぜい林道ツーリングくらいかも、とかいう皆様、一度「アドベンチャー仕様」の検討をしてみてはいかがでしょうか? 思った以上に快適にロングツーリングが楽しめるバイクですし、なんならそのまま林道へというのも楽しめちゃう、許容力の大きいバイクに仕上がりますよ〜