タイヤの空気圧は基本的にフロントが高め
ちゃんと統計取って調べたわけではないので、というお断り前提ですが、レース用タイヤの推奨空気圧を見ると、基本的にフロントが高いです。かつMotoGPを見てるとフロントにハードタイヤを履くことが多いなーと。
↓ピレリの場合(公式サイトから引用)
ちゃんと統計取った訳ではないので、そんなことないよという話はあり得るので、ともう一度お断りします。
しかしやっぱそれだけフロントに圧がかかる走り方になってるというのと、フロントヘビー、尻上がり、という昨今のバイクのディメンションを表してるのかなと思いました。
私はサーキット走行するときは、だいたいフロント2.1くらい、リア2.0くらいから始めて、徐々に落としていくという設定方法。すでにみんな乗っててデータがあるのなら、最初からそこにあわせに行きますが、ストトリのようなあまりデータがない場合だとこれくらいから始めることにしています。
まー、とはいっても0.1くらいの差だと「あれ?変わってるんだっけ??」とかいうレベルですが(笑)
0.2くらい違うとさすがに違いが分かってくるなーとは思うんですが、それでも走り始めと終わりで0.2くらい変わるときもあるので(夏場は上がっていく、冬場は下がっていく)、まーいずれにしてもかりっかりになって走るのでなくて、余裕持って走るにこしたことはないのかなと。
下げるときはおまじない的に、リアを少し低めに設定して試すことが多いです。なんとなくリアが低いほうが立ち上がりの食いつきがいいとか、踏ん張ってくれるだろう安心感は高め。
あと今は異なるのかもしれませんが、スーパーコルサV1しか無かったときの時代。600ccに履かせるときによく言われたのが「フロントSC1、リアSC2」という組み合わせ。コンパウンド状で言えば、フロントソフト、リアミディアムという感じ。
上でMotoGPはフロントハード、リアミディアムとか、フロントリアミディアム同士とか、要はフロントのほうが固いことが多いんですが、SC1/SC2だとその逆を行っています。まーライダーのレベルも違うし、バイクも違うのでなんとも言えませんが、「SC1のほうがタイヤそのものが固い」と言われてて、フロント中心に曲がっていくにはこれがいい組み合わせと言われてました。
いまはすでにV4まで行ってるのでなんとも分かりません。
しかし、所詮アマチュアなライダーからすると、フロントから切れ込むとかいうのもいやなので、メンタル的にはフロントソフトのほうがなんか安心しますけどね。
もうすぐ今年のMotoGPも終わりますが、次放送見たときにチェックしてみてください。
なお250ccクラスだとまた状況違うと思います。車体が軽いのと、600/1000ほどトラクションかからないので、もしかしたらフロントリア同じ空気圧、というのが定番かもしれません。