バンクさせるタイミングと体を入れるタイミングのズレ

ぼちぼち2019年度のMotoGPも終わりに近づいてきていますが、最近レースの模様をじーっと見ていて気になることがあって。バイクをバンクさせるタイミングと体を入れるタイミングが少しずれてるんですよね。

もしかして自分だけがそう見えているのかもしれませんが。別に今年からそれが始まったというわけではなく、私が気になりはじめたのが今というだけです。

理屈からいうと、コーナーリングの前にはたいていブレーキングがあって、で、ブレーキングの時の上体はたいてい立っていて、コーナーリング中はぐっとインに入れ込んでいると思います。兼ねてから気になっていたのは「どのタイミングで立っている上体を伏せて、インに持っていくのか?」という点。

サーキットはコーナーだらけだから、レース映像見てればその場面を見るタイミングはいっぱいあるんだけど、みんな自然すぎてよく分からなかったんです(笑) でもそれが最近分かってきたような気がして。すっとインに入れるのですが、そのタイミングがどうもちょっとズレているというか、遅れているというか、ということが気になり始めました。

つまり、ブレーキングをして、バイクを倒して、で、バイクがだいぶ倒れてから体をぐっとインに入れているように見えます。これまで自分はバイクを倒しながら、同じタイミングで体を入れていたのですが、どうもよく見るとワンテンポずれているように見えます。でもそんなに大きいズレではないです(0.5秒もないくらい?)。

見方によっては、バイクを倒すタイミングで体も倒し、かつフルバンクあたりでもう一回体を内側に入れる、というふうにも見えるかも。

で、こないだこれを実践してみたところ、確かになんかよく曲がる気がする(笑) 気がするというのがイマイチなのですが、なんていうんですかね、スキーでいうところの「エッジにさらに体重を乗せる」みたいな感覚。タイヤがぐっと踏ん張ってくれている気になります。

でもすべてのコーナーでこれが効くというものでもなさそうで、より回り込んでいるコーナー(筑波だと1コーナー、1ヘア、2ヘア)のほうが感じやすいです(上手な人だと筑波最終コーナーも回り込んでいるので感じられると思うのですが、私にとって最終コーナーは高速コーナーで別次元だから、なかなか感じにくい)。

問題は、これがタイムにつながるかってとこなんですけどね。。。速く走れている気がしてもタイムに現れないということはよくあること。今後はこのライディングで少しタイムアップにつながるか探ってみたいと思います。

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